寧心安神(ねいしんあんしん):
治療法。
心血を補い精神を安定させる。
心血虚の心悸・不眠・多夢・めまい・健忘・顔色が蒼白、唇の色が淡白、舌淡・脈細弱などの治療に用いる。

熱邪(ねつじゃ):
火熱邪気(かねつじゃき)ともいう。

  1. 火邪。
  2. 風熱邪気・暑熱邪気。

熱証(ねっしょう):
証名。
熱がり冷たいものを好む、顔色が赤、小便短赤、分泌物が黄色く粘るなどの症状を伴い、局部的な皮膚の熱感・かゆみ、舌質紅・舌苔黄・数脈などが現れる。

  1. 風邪・暑邪・火邪・燥邪など熱邪に変化し現れる病証。
  2. 寒邪・湿邪が熱邪に変化し現れる病証。
  3. 臓腑の機能が亢進し、陽盛のために現れる病証。
  4. 陰虚のため陽が盛んになる病証。

熱性(ねっせい):
熱の性質。

  1. 食材・中薬の温め熱くする性質。
  2. 邪気の属性。
  3. 疾病の性質。

粘滞性(ねんたいせい):
湿邪の特徴の1つ。

  1. 分泌異物の粘りがある症状。
  2. 疾病の過程が長くなること。

粘稠(ねんちょう):
症状。
分泌物・排泄物が粘っこいこと。
痰・おりもの、皮膚病の患部の分泌物などの状態を指す。