花粉症

花粉が舞い始めつつありますね。 花粉症の方、必読!
中医学からみる 花粉症のおはなしです。

花粉症

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春の特徴

 

春は生物が生まれ育つ季節で、暖かくなり、陽気が上昇する時で、「熱」になる前の「温」の季節。
自然の風による影響が強く、風邪(ふうじゃ)が身体に侵入して、かぜ・花粉症などの病気にかかりやすくなります。

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花粉症の病因病理

風寒や風熱などの風邪が皮膚・口鼻から肺に侵入 ⇒ 肺気虚・脾気虚・腎虚などで弱った肺がアレルギーを起こし、

  1. 赤眼(結膜炎)
  2. 鼻鼽(アレルギー性鼻炎)
  3. 皮膚炎(アレルギー性皮膚炎)

の症状が出ます。 中医学では、「正気存内、邪不可干」といい、「正気があれば、邪気は侵入できない」のです。

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主な症状

  1. 目が痒く、赤く、腫れる
  2. くしゃみ、鼻水、鼻塞、鼻痒
  3. 皮膚(顔、首)が赤く、痒い

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タイプ別

1.風寒タイプ

症状 : 悪風、悪寒、口渇がない、頭痛、舌苔白、脈浮
立法 : 辛温解表・宣肺化飲・開竅
方剤 : 小青竜湯――解表散寒・温肺化飲
方剤の中身 :
麻黄(平喘・宣肺)・桂枝――辛温解表・発汗散寒
白芍薬――調和営衛
細辛(開竅)・乾姜――温肺・散寒・化飲
半夏――燥湿化痰
五味子――斂肺止咳
炙甘草――調和

くしゃみ、鼻水が多いときに
方剤 : 葛根加川芎辛夷湯――解表散寒・通竅
方剤の中身 :
葛根(生津)・麻黄(開竅)・桂枝湯(調和営衛)――解表・散邪
川芎――去風・活血・止痛
辛夷――宣肺・開竅

風邪の症状を伴う鼻塞・頭痛のときに
方剤 : 川芎茶調散――疏風・止痛・開竅
方剤の中身 :
川芎(活血)・羗活・荊芥・防風――疏散風邪・止痛
白芷・薄荷――疏散・芳香・開竅
香附子――理気
甘草――調和
茶葉――清熱

頭痛、頭重を伴うときに
ねぎ、生姜、紫蘇、三つ葉、春菊、シナモン、杏仁

 

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