体質素因(たいしつそいん):
ある種の病気を引き起こしやすい傾向をもった体質的な要因。

太衝脈(たいしょうみゃく):
血海(けっかい)・衝脈(しょうみゃく)・冲脈(ちゅうみゃく)ともいう。
経絡の1つ。
生殖機能において特に生理と妊娠に関わる。

大腸(だいちょう):
六腑の1つ。
腹腔内にあり、上口は小腸の闌門に、下口は肛門に接続する。
糟粕(そうはく)を伝送する働きがある。

大補(だいほ):
治療法。
強力に補う。

帯脈(たいみゃく):
奇経八脈の1つ。
胸腹両側の季肋部より起こり、腰周辺の経脈を束ねるように循行しており、上下に縦行する経脈を束ねて調節する役割をもつ。

多夢(たむ):
症状。
睡眠が浅く、夢を多く見る。
心血虚・肝血虚・腎陰虚が原因で現れる。

胆(たん):
六腑の1つ。
肝臓の小葉の下にある。
胆汁を貯蔵・排泄して、肝を助け疏泄・消化を促進する機能をもつ。

痰(たん):
水液代謝の障害で産生される病的な物質であり、致病素因。
白痰・黄痰・血痰、稀薄な痰、泡状の痰、粘稠な痰などがある。

痰飲(たんいん):

  1. 水液代謝障害で生じた病的な物質であり、致病素因。
  2. 痰は粘稠なもの、飲は稀薄なもの。
  3. 飲証の1つ。
    水飲邪気が胃腸に停滞し現れる嘔吐清水(おうとせいすい)・脘腹脹満・腹部水声(ふくぶすいせい)などの病症。

単行(たんこう):
食材・中薬配伍七情の1つ。
単味の食材・中薬を使用すること。