肝気の鬱結により消化機能が低下し、下痢しやすい
肝の疏泄が鬱結状態になることによって脾の運化がはばまれ消化機能が低下する
【症状】
うつになりやすい、精神不安、ため息をつく、腹部の脹れ、腹痛、下痢時の腹痛は排便によって緩和する、緊張不安になると下痢、舌苔が薄白い、左の脈が弦で右の脈が緩
【分析】
脾虚肝旺によって、肝の気機の昇散が正常な状態で行えなくなる。 危機が停滞すると、うつ、ため息をつく、精神不安などの症状が起こり、脾気が虚弱すると、腹部の脹れ・痛みの症状がときどき現れる。 脾の運化作用が失調すると、下痢の症状が現れる。
【立法】
補脾疏肝・祛湿止瀉
【食材】
そば・たまねぎ・らっきょう・えんどう豆・なた豆・蜜柑・きんかん・ぶんたん・オレンジ・梅の花・ハマナス
【中薬】
陳皮・青皮・仏手・枳実・枳殻・薤白・木香・香附子・厚朴・大腹皮・茘枝核・柿蔕