胃(い):
六腑の1つ。
飲食物を受け入れ、消化して伝送する機能がある。

異気(いき):
疫気(えきき)・疫邪(えきじゃ)・疫毒(えきどく)・疫癘邪気(えきれいじゃき)・疫癘の気・雑気(ざっき)・毒気(どくき)・戻気(れいき)・癘気(れいき)ともいう。
伝染性が強く、毒性が強烈な邪気のこと。

医食同源(いしょくどうげん):
食医同源ともいう。
医の源は食にあるということ。

陰(いん):

  1. 陽に属する太陽と相対している月のような、自然界の曇り・暗さ・湿気・冷たいものなど。
  2. 体の六腑に対し五臓を指す。
  3. 臓腑の組織、臓腑を滋養する精・血・津液のこと。
  4. 生殖器官のこと。

陰液(いんえき):
営養を豊富に含んでいる体液の総称。
精・血・津液を含む。

陰気(いんき):
陽気に相対するもので、機能に対して物質、外部に対して事物の内部、上昇に対して下降するもの、軽いものに対して重いもの、気に対して精・血・津液など、陰に属するものを指す。

陰虚(いんきょ):
陰虚火旺(いんきょかおう)・陰虚陽亢(いんきょようこう)・陰虚陽盛(いんきょようせい)ともいう。
津液不足・血虚・精髄の虚損などの陰液不足により引き起こされる、相対的に陽が盛んになる病的な変化。
そのことで現れるほてり・のぼせ・盗汗(とうかん)・五心煩熱(ごしんはんねつ)・焦燥不安、午後の潮熱(ちょうねつ)、口渇・消痩(しょうそう)などを中心とする病症を陰虚証という。
臓腑によって心陰虚・肺陰虚・肝陰虚・胃陰虚・腎陰虚などの陰虚証がある。

陰邪(いんじゃ):

  1. 疾病を引き起こす陰に属する邪気で、湿邪・寒邪のこと。
  2. 陰の経絡を侵す邪気。

飲食不節(いんしょくふせつ):
病気の原因の1つ。
過食・拒食・偏食・飲酒過度など、食生活が乱れること。

陰盛(いんせい):

  1. 日照時間が最も短く気温が低い時期。
    真夜中あるいは冬至。
  2. 臓腑機能の衰退により現れる冷えの症状のこと。