平肝(へいかん):
治療法。
肝の気を整える。

平喘(へいぜん):
治療法。
喘息の症状を改善する。
咳・喘息・痰・胸悶の治療に用いる。

平蔵(へいぞう):
冬の3ヵ月をいう。
冬の自然界は陽気が潜伏し、植物・動物が冬眠状態になり、精気を貯蔵する季節であるということ。

平脈(へいみゃく):
正常な脈象を指す。
呼吸1回で4回の拍動があるもの。
脈のリズムが一定、緩和で力が有る、寸・関・尺三部有脈であり、季節・生理的変化に対応し調節できる脈。

別煎(べつせん):
貴重な中薬の成分を損ねないように、ほかの中薬とは別に煎じること。

別濁(べつだく):
消化・吸収された後の廃物中の有形物を大腸に運んでいき、水分を腎・膀胱に運んでいく小腸の働きのこと。

弁証(べんしょう):
四診により病人の各症状を把握し、総合的に分析して、証侯を判断すること。

弁証施膳(べんしょうしぜん):
患者の情報を総合的に分析し、年齢・性別・体質・生活環境を見極め弁証により治療法を定め、適切な食材・中薬・調理法を選び、健康の増進と維持、疾病の予防と治療をする料理を提供すること。

弁証論治(べんしょうろんち):
四診により病人の各症状を把握し、総合的に分析して証侯を判断し、治療原則に随って治療を行うこと。