梅雨~生養の季節~

梅雨
(5~6月)
水を補い農作物が豊かに育つ「生養」の季節

  1. 邪気は「湿邪」
    湿邪はどよ~んとしたイメージ。
    どよ~んと気の流れを阻害して、冷え・めまい・胸のつかえ・おなかが張って苦しい・食欲不振などの症状がみられます。
    身体が重たい感覚があり、排出物や分泌物の透明度が悪くなって汚れた感じに。。。

    頭が重い・身体が重い・浮腫・下痢・おりもの・分泌物が出る皮膚炎・おしっこが濁るなどの症状がみられます。
    その際の分泌物は、濃厚で粘り気があり、症状が長引きやすくなります。
    痰に粘り気があり、下痢・発汗・皮膚が湿っぽくなる、筋肉・関節痛や皮膚病の慢性化・長期化などの症状がみられます。

    湿は水の流れのように低いところへ向かうので、湿邪の侵入により、下痢・足の浮腫・おしっこの出が悪い・水虫・おりものなどの症状がみられます。

  2. 脾胃(消化器系)の働きが活発に
    蒸し暑いので、冷たいもの・生もの・水分を多く取ってしまい、消化器の疲れも現れやすくなります。
    消化器の機能が落ちると水液の代謝が悪くなって、食欲不振・胃もたれ・おなかが張って苦しい・疲れやすい・無気力などの症状が現れ、浮腫・下痢がみられます。

  3. 養って成長させよう
    梅雨は雨が多く大地を潤します。
    自然を養い生長させ変化させる季節なので、体の中の気もしっかり養い成長させることが必要
    風通しを良くし、楽しむことを心がけ、精神的に思い悩むことを控えることが大切です。

    湿邪は脾を傷めやすいので、食事ケアは余分な水分が溜まらないようにし、脾を養いましょう。