風(ふう):

  1. 春の気候、風気のこと。
  2. 六淫邪気の風邪のこと。
    外風(がいふう)ともいう。
  3. 臓腑機能の失調により動揺不定(どうようふてい)の症状が現れる、体内で生じる邪気。
    内風(ないふう)のこと。

風為百病之長(ふういひゃくびょうのちょう):
<風は百病の長たり。>
風邪の特徴の1つ。
風が1年中吹いているため風邪は多くの疾病の要因であることを指す。

風寒(ふうかん):
風邪・寒邪が結びついた邪気。

風寒湿(ふうかんしつ):
風邪・寒邪・湿邪が結びついた邪気、筋肉・関節の痛み、冷え・屈曲不利(くっきょくふり)の痹症の病因となる。

風湿(ふうしつ):
風邪・湿邪が結びついた邪気。

風邪(ふうじゃ):

  1. 春の六淫邪気の1つ。
    そのほかの邪気と結びつきやすく、通年して発生する。
    外風。
  2. 臓腑機能の失調により体内に生じる病的な変化。
    内風。

風燥(ふうそう):
風邪・燥邪が結びついた邪気。

風熱(ふうねつ):
風邪と熱邪が結びついた邪気。

腹脹(ふくちょう):
症状。
腹満(ふくまん)ともいう。
腹部が脹れること。

腹満(ふくまん):
症状。
腹脹(ふくちょう)ともいう。
腹部が脹れること。