陰陽というと、上の図を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
「陰陽学説」を表したものが、この白と黒の魚で構成されている対極図です。
自然現象から発展した陰陽学説は、多くの事物を説明しています。
すべての事物には表面と裏面があり、明るいイメージの表面や外側を陽、暗いイメージの裏面や内側を陰としています。
天は陽・地は陰、昼は陽・夜は陰、太陽は陽・月は陰、火は陽・水は陰、東&南は陽・西&北は陰、温熱は陽・涼寒は陰、春夏は陽・秋冬は陰、といった具合。
そのほか、男性は陽・女性は陰、背中は太陽を浴びるので陽・腹部は陰、上半身は陽・下半身は陰、六腑は陽・五臓は陰、気は陽・血・津液は陰、などなどです。
食材にも、カラダを温めるものと冷やすものがあります。
唐辛子・生姜・ねぎ・胡椒・シナモン・にら・鶏肉・海老などは、食べるとカラダを温めるので陽です。
すいか・トマト・きゅうり・大根・苦瓜などは、食べるとカラダを冷やすので陰です。
作用方向 | 四気 | 五味 | |||||
陽 | 昇 | 浮 | 温 | 熱 | 甘 | 辛 | 淡 |
陰 | 降 | 沈 | 寒 | 涼 | 酸 | 苦 | 鹹 |