薬食同源(やくしょくどうげん):
食薬同源(しょくやくどうげん)ともいう。
食材・中薬は同じ源であり、食物も薬材と同じであるということ。

薬食同様(やくしょくどうよう):
食薬同様(しょくやくどうよう)ともいう。
食材・中薬は同じように治療に用いることができるということ。

薬食同理(やくしょくどうり):
食薬同理(しょくやくどうり)ともいう。
食材と中薬は同じような条理・道理をもつということ。

薬膳(やくぜん):

  1. 伝統的な食療の上に、中薬を加えてつくった疾病の治療に用いる料理。
  2. 中医学の理論にもとづき、季節・環境・年齢に合わせ、体質・疾病を弁証して立膳方法を定め、食材・中薬を選んでつくった治療目的を達成する食事または茶。
  3. 単に薬が入っているものではなく、健康維持、疾病の予防・治療・回復に関わる食事。

薬膳学(やくぜんがく):
中医営養薬膳学の略。
中医学の理論に従って、食材や中薬を用い、健康の維持・増進、疾病の予防・治療・回復などを目指す学問。
基礎理論と臨床応用を含む5つの内容、食用・食養・食療・薬膳・食忌に大別されている。