治則(ちそく):
治療の法則、治療原則。

治標(ちひょう):
急病のときにまず病人の最も苦しい症状に用いる治療法。
対義語は治本。

治病求本(ちびょうきゅうほん):
疾病の根本原因を追及して治療するという原則。

致病素因(ちびょうそいん):
邪(じゃ)・邪気(じゃき)・病因(びょういん)ともいう。
すべての発病の原因で、自然界の風・寒・暑・湿・燥・火などの外因、怒・喜・憂・思・悲・恐・驚の七情の内因、飲食不適・労逸失当(ろういつしっとう)・外傷・痰飲・瘀血などの不内外因がある。

治法(ちほう):
治則に従った具体的な治療法。

治本(ちほん):
本治(ほんち)ともいう。
体質改善や疾病発生の根本原因を探し出した上で、それに対する治療を行うこと。
対義語は治標。

治未病(ちみびょう):

  1. 平素の養生により疾病にかからないように予防する。
  2. 疾病の前兆期に治療する。
  3. 疾病の早期治療。
    臓器との関連をとらえ疾病の進行を予防する。

中医(ちゅうい):
中国医薬学の理論にもとづいて診察・治療する医師。
中医師の略称。

中医営養薬膳学(ちゅういえいようやくぜんがく):
中医学の理論にもとづいた営養・薬膳学。

中医学(ちゅういがく):
伝統医学の1つ。
漢民族の伝統医学を中心とする、生命・健康・疾病を研究する科学。
独特の理論体系と豊富な臨床経験をもつ中国医薬学。