夏
(立夏~立秋)
生長して咲き栄える季節
- 邪気は暑邪・火邪
夏は日差しが強くなり、気温も上がります。
暑邪・火邪というくらいなので、熱いです‼
炎熱なので上昇し、発散するので、汗・熱の症状が出やすくなります。
(炎は上に舞い上がりますよね。 あのイメージです。)
発熱・顔の赤み・多汗・のどの渇き・おしっこの色が濃い・舌が赤いなどの症状がみられます。汗によって体内の良い水分「津液」を多量に消耗してしまいます。
睡眠や精神・情緒の不安定な症状が出やすく、動悸・寝つきの悪さ・不眠・夢をよく見る・いらいら・怒りなどの症状がみられます。津液を消耗すると気も一緒に消耗されます。
植物がお水がないとぐったりするのと同じで、息切れ・脱力・夏バテ・熱射病などの症状がみられます。また雨の多い時期なので、高温多湿により、暑邪が湿邪を伴いやすくなります。
じめじめどよ~んとして暑い…。⇒ 気持ち悪いですよね。
なので、食欲不振・疲れ・無気力・手足のだるさ・吐き気・下痢などの症状がみられます。 -
心の働きが活発に
顔が赤く・身体が熱くなり、多汗により津液が不足になって、血流に影響 ⇒ 動悸・脱力・不眠になりやすくなります。 - 楽しく過ごそう
夏は「夜は遅く寝て、朝は早く起きる。日の長さや暑さを嫌がらず、物事に怒らずに気持ちよく過ごすべき」とされています。
満開になった花のように、体内の陽気を程よく発散させることが必要。
楽しい気持ちでいるよう心がけ、怒りを抑えましょう。
暑さや発汗は体力を消耗するので、夏のスポーツは控えて、昼寝がおすすめ★
暑邪は心を傷めやすいので、食事ケアは心の気を整えるともに、津液を補い消化器である脾を健やかにすることも注意が必要です。