こどもには、4つの特徴があります
- 「純陽之体」
小児は成長が早いので、陰陽バランスが陽に偏っています。
このため、活発に動き、汗が多く、病気のときにすぐに熱を出します。 - 「腎気未充」
成長過程である小児は腎が未成熟です。
腎気は全身の気の源であり、体を守っているもの。
これが足りないので、邪気が侵入しやすく、こどもは発熱・咳・喘息といった病気が多いです。 - 「肝常有余」
肝の気が常に余っていることです。
こどもは情緒が不安定で、感情の起伏が激しく、わがままなことが多いです。
また、病気のときに高熱が出やすい、痙攣しやすいといった特徴も、この「肝常有余」によるものです。 - 「脾常不足」
こどもはちょっとしたことで、嘔吐・下痢を起こしますが、これは脾(消化器)気が常に不足しているから。
特に甘いものを摂りすぎると、脾に湿という余分な水分が溜まりやすくなり、食欲ダウンの原因となります。
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こどもに対しては、上記した4つの特徴を考慮し、「養う」ことを中心として、バランスよく食べさせましょう。
- 穀類・野菜・果物・大豆・くるみ・黒ごま・豚肉・魚・卵・牛乳・レバーなどがおすすめ★
- 羊肉・ソーセージ・ハンバーグ・揚げ物など、脂っこくて体を熱くさせるもの(熱性)は控えましょう!
こどもの好きな食べ物が多いですが、おすすめしません。 - 甘味の食材を控えましょう。
お菓子・ジュースなどを摂りすぎないで! - 決まった時間に決まった量を摂りましょう。
消化しやすいものがおすすめ。
熱性の食材や冷たいもの・甘いものは消化器の働きを妨げるので、できるだけ控えましょう。
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こどもによく用いる食材
作用 | 食材 |
成長を安定させる | 穀類・いも類・黒豆・くるみ・黒ごま・はちみつ・卵・牛乳・鶏肉・豚肉・豚レバー・豚マメ |
熱を冷ます | セロリ・白菜・キャベツ・大根・冬瓜・きゅうり・トマト・すいか・りんご・梨 |