胃の働きが強盛
胃は、脾と関連し、五行学説では土に属し、万物が生存のために依存する基盤である土壌と同じく、体に営養を提供する臓腑です。 胃熱体質は、季節と関係なく、食欲旺盛・食べ過ぎなどの飲食の不節とかかわることが多く、口が臭い・歯が痛む・のどが渇くなどの症状が現れた場合に対応します。
【症状】
のどの渇き、口が臭い、冷たいものを好む、食欲が旺盛、多食、多飲、胃がつかえる、歯茎の出血・痛み、尿量が少ない、尿の色が濃い、便秘、舌が紅色、舌苔が黄色、脈滑・速い
【分析】
飲食不節・火熱邪気・ストレスなどが原因となって胃に熱がこもると、胃経が通るところののどの渇き、口が臭い、冷たいものを好む、歯茎の出血・痛み、食欲が旺盛、尿量が少ない、尿の色が濃い、便秘といった症状が現れる。 消化が早くなるので、多食、多飲となる。
【立法】
清胃瀉火
【食材】
胃経の清熱類 : あわ・きび・小麦・大麦・セロリ・白菜・山東菜・水菜・じゅんさい・ヒユ菜・スベリヒユ・タンポポ・マコモ・苦瓜・きゅうり・ズッキーニ・トマト・緑豆・豆腐・湯葉・こんにゃく・ヒシ・すいか・バナナ・りんご・キウイフルーツ・マンゴー・メロン
【中薬】
胃経の清熱類 : 芦根・竹葉・淡竹葉・荷葉・山梔子・穀精草・天花粉