春~発生の季節~


(立春~立夏)
すべてのものが芽生え生き生きと育つ「発生」の季節

  1. 邪気は「風邪」
    風邪は「風」。
    風は「ふわふわ」とか「ぴゅーっ」というイメージですよね。
    その名の通り、軽くよく飛び発散するせいで、頭痛・めまい・目の充血・鼻づまり・のどの痛み・軽い咳などの身体の上半身の症状がみられます。

    また、ふわ~っとあちこちに移動するため、かゆみ・しびれなどの症状がみられますし、ぴゅーっと病状が変化しやすいので、たとえば、かぜから気管支炎・肺炎に変化します。

    また風邪は「百病之長」といわれ、一年中かぜを引き起こし、他の邪気と一緒に侵入します。

  2. 肝の働きが活発に
    五臓の肝は春の象徴です。

    肝の働きがうまくいかないと、睡眠や精神・情緒不安定の症状が出やすくなり、不眠・うつ状態・いらいら・怒りなどの症状がみられます。

    暑がり・のぼせなどの体質のひとは、肝が興奮しやすい時期です、注意しましょう。