女性のカラダ⑤―妊娠中期~後期

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 妊娠中期から末期にかけては(3か月~)胎児が必要とする栄養が日々増加するため陰血が相対的に不足し、気血の調和を失いやすく、血虚胎熱という症状が出やすくなります。 胎児が大きくなるにつれて、頭部が下に移動し、膀胱や直腸が圧迫され、頻尿や便秘、下肢のむくみなどが現れることがあります。 また妊婦さんによっては、臍下の正中線や外陰部の色素が濃くなったり、顔面の鼻や頬の両側に黒褐色の斑ができたり、腹壁・乳房・大腿内側の皮下に裂紋のような斑紋(妊娠紋)が現れることがあります。

 安定期を過ぎると、今度は早産のリスクが生じます。 また、この時期に心配なのが妊娠中毒症。 短期間での体重増加や下肢のむくみ、高血圧などの症状があれば、早めにお医者さんに相談しましょう。

 簡単なケア方法は以下の通りです。

  • むくみ* : 足を高くする、あずき・とうもろこし・金針菜・冬瓜・鯉を食べる
  • 高血圧 : 塩分を控える、セロリ・トマト・りんご・マコモを食べる

 *むくみは中医学で「水腫」といい、津液代謝異常です。 からだの余分な水分をデトックスしてあげましょう。

 妊娠9か月を過ぎれば、少し早めに生まれても赤ちゃんは元気に育つ時期に入ります。 10か月に入り、赤ちゃんの頭が骨盤の中に入ってきて胎動が少なくなったら、あと少しで生まれるサインです

 

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