最近、悩んでいる方が多い不妊症。
中医学的な不妊症の見方をシリーズでご紹介します。
- 不妊症とは
特に病気のない健康な男女が妊娠を希望し、避妊をせず夫婦生活を営むと一定期間内に大多数の方が妊娠します。 しかし一定期間を過ぎても妊娠しない場合、自然に妊娠する可能性は低くなるため、不妊症と診断することが出来ます。 - 中医学の月経メカニズム
腎気 ― 天癸（性ホルモン）
心 ― 主神（精神・意識・思考を司る）
肝 ― 疏泄（流れをスムーズにする）
脾 ― 気血（気血生成の源）
胞宮（子宮） - 妊娠成立に必要な条件
腎気盛天癸至 ： 腎気が盛んになって天癸に至る
任脈通 ： 任脈が通じる
衝脈盈 ： 衝脈が満ちる
両精相傳 ： 精子と卵子が出会う
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婦人の特徴
- 女性の生理活動の特徴
月経、帯下、妊娠、出産、育児 - 女性の生理基礎
臓腑 ： 腎、肝、脾
経絡 ： 衝脈、任脈
気血
天癸
※ 2に関しては、こちらを参照 → ★ - 女性の病理
- 病気の原因
外からの邪気 ： 寒邪・熱邪・湿邪
七情 ： 「怒」、「思」、「恐」の感情
生活 ： 過度な性生活、過労、飲食の不節 など
体質 ： 臓腑の強弱 - 病気のきっかけ
――臓腑機能失調 ――気血失調
- 病気の原因
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治療の原則
- 補腎（補腎気、補腎陰、補腎陽）
紫河車・亀板・鹿角・くこの実・黒ごま・松の実・くるみ など - 補脾（健脾益気、健脾利湿、健脾補血など）
長芋・栗・かぼちゃ・なつめ・にんじん・はちみつ など - 疏肝（滋補肝血、疏肝解鬱、瀉肝火、清湿熱）
薔薇・陳皮・ジャスミン・仏手・みかんなど - 調気血（益気養血、活血理気）
紅花・当帰・黒きくらげ・なす・ピーナッツ・いか など
- 補腎（補腎気、補腎陰、補腎陽）
