女性のカラダのリズムを作る4つのホルモン
女性のカラダには 1.月経期 2.卵胞期 3.排卵期 4.黄体期 というリズムがあります。
このリズムを作るのは4つのホルモンです。
- 卵巣から分泌される卵胞ホルモン・エストロゲン(1.)は排卵に関わるホルモン。
生理が終わった後、次の卵胞が発育するにつれて、エストロゲンの分泌量が少しずつアップ ⇒ エストロゲンの分泌量がピークに達すると、着床の準備ができたという合図が脳に送られます。
- それに呼応して、脳下垂体から黄体形性ホルモン(2.)と卵胞刺激ホルモン(2.)が分泌 ⇒ 排卵が起こります。 排卵を促す黄体ホルモンが卵巣を刺激することで排卵が起きるのです。
(そのほかエストロゲンには、女性らしいカラダつきにしたり、肌の潤いをキープするなどの女子力のための働きもあります。) -
これに応じて黄体ホルモン・プロゲステロン(3.)が子宮の受け入れ態勢を整えて、受精卵が着床しやすい状態を作ります。
プロゲステロンは子宮内膜に作用するホルモン。
排卵が起きると、プロゲステロンは、受精卵が着床する準備をします。
子宮内膜をさらにふかふかにして、受精卵が着床しやすい状態を作り、受精卵が着床すると、妊娠を継続させるように働きます。
(着床しないと2週間ほどでプロゲステロンの分泌量が急激にダウン ⇒ そのままの状態をキープできなくなった子宮内膜ははがれおちます。)
卵巣はエストロゲン、プロゲステロンの2つの女性ホルモンを分泌するとともに、卵子を抱擁し、成熟させて周期的に排卵します。
排卵された卵子は、卵管を通って子宮に運ばれますが、その途中の膨大部という部分で精子と出あい、受精 ⇒ 受精卵は子宮で育てられて胎児となります。