大腸の気機が停滞しやすい
伝送する大腸の働きが低下して、ガスが多く、便秘になりやすい
【症状】
腹部の脹れ、ガスが多い、腹痛、腹鳴、排便が不調・便秘
【分析】
大腸の気機は肺気の粛降、胃気の通降、肝気の疏泄などによって調節される。 これらの臓腑の気機失調、飲食の不節などが原因となって、大腸の伝送する働きが停滞することにより、腹部の脹れ、ガスが多い、腹鳴、排便が不調・便秘といった症状が現れる。 大腸の気機が停滞すると、「通ぜざれば即ち痛む」ことから腹痛が起こる。
【立法】
行気導滞
【食材】
そば・らっきょう・たまねぎ・蜜柑・きんかん・ぶんたん・オレンジ・大根・かぶ・おくら・いちじく・アロエ
【中薬】
陳皮・枳実・枳殻・仏手・木香・大腹皮・萊菔子・郁李仁・麻子仁・芦薈・番瀉葉