陽(よう):

  1. 太陽、自然界の日当たり、晴れ、明るい、暖かいもの。
  2. 体の六腑。
  3. 臓腑の働き。
  4. 男性の生殖器。

瘍(よう):
病名。
瘡瘍(そうよう)ともいう。

  1. 外科疾患におけるすべての腫瘍・潰瘍を指す。
  2. 皮膚表面浅部に発生する丘疹・疱疹などが破れてから糜爛(びらん)が現れる疾病。
    古代では外科は瘍科といわれ、外科医学家は瘍医と称されていた。

癰(よう):
病名。
おでき。
邪気が滞り経脈気血をふさぎ、局部に腐乱・化膿などの変化が現れたもの。
陽証に属する。
局部が赤く、腫脹・熱感・疼痛があり根はしっかりしている。
癰面は大きく、病変範囲は6~9cm。
うみができてつぶれたあとの瘡口は治りやすい。
皮膚に発生する外癰と、臓腑に発生する内癰がある。

陽萎(ようい):
病名。
インポテンツ。
腎陽虚の原因が多い。

腰為腎府(よういじんふ):
<腰は腎の府。>
府は大きな屋敷・家の意味。
腎は腰に位置するので、腰は腎の家ということ。

養陰(よういん):
治療法。
滋陰(じいん)・補陰(ほいん)ともいう。
精・血・津液などの必要な水分を陰液という。
体の陰液を補い、臓腑を滋潤する。
皮膚・目・鼻・毛髪の乾燥、口渇・潮熱(ちょうねつ)・盗汗(とうかん)・五心煩熱(ごしんはんねつ)など津液不足・陰虚証の治療に用いる。

陽気(ようき):
陰気に相対するもので、物質に対して機能、内部に対して事物の外部、下降に対して上昇するもの、重濁性(じゅうだくせい)のものに対して軽いものなど、陽に属するものを指す。

陽気虧損(ようききそん):
陽虚(ようきょ)・陽虚陰盛(ようきょいんせい)ともいう。
臓腑の働きが衰弱して陽が不足し陰が過剰になる、陰陽のバランスが陰に傾いた病的な変化。

陽虚(ようきょ):
陽虚虧損(ようきょきそん)・陽虚陰盛(ようきょいんせい)ともいう。
臓腑の働きが衰弱して陽が不足し陰が過剰になる、陰陽のバランスが陰に傾いた病的な変化。

陽虚陰盛(ようきょいんせい):
陽虚(ようきょ)・陽虚虧損(ようきょきそん)ともいう。
臓腑の働きが衰弱して陽が不足し陰が過剰になる、陰陽のバランスが陰に傾いた病的な変化。