養血(ようけつ):
治療法。
補血(ほけつ)ともいう。
血を養う。
顔色が白・蒼白、爪の色が淡白、めまい・耳鳴り・多夢・視力低下、四肢のしびれ、生理の出血量が少ない、閉経(へいけい)など血虚証の治療に用いる。

腰膝痠軟(ようしつさんなん):
症状。
腰・膝のだるさと疼痛があり、力が入らないこと。

陽邪(ようじゃ):

  1. 暑邪・火邪・燥邪・風邪を指す。
    外因の六淫邪気で陽に属する邪気。
  2. >陽の経絡を侵す邪気。

陽消陰長(ようしょういんちょう):
陽が少なくなって陰が増えていくこと。
例えば、夕方、陽に属する日照時間が短くなり消えていき、陰に属する夜が生長して長くなる。
気温が徐々に低くなるなどのこと。

陽勝則陰病(ようしょうそくいんびょう):
<陽、勝れば則(すなわ)ち陰病む。>
陽が盛んになると陰液が損傷される。

陽盛(ようせい):

  1. 邪熱が盛んな状態。
  2. 人体の正気がきわめて強壮な状態。

陽盛則熱(ようせいそくねつ):
<陽盛んなれば則ち熱す。>
陽気が盛んで、臓腑の機能が亢進する病的な変化。
壮熱(そうねつ)、顔色が赤、口渇・汗・煩躁(はんそう)などの熱性病証が現れる。

陽中の陰(ようちゅうのいん):
<陽の中の陰。>

  1. 陽の事物の中でさらに分けると陰に属するもの。
  2. ある事物の2つの属性の中で、陰陽に分かれたうちの陽に属するもの。
    陽に属する昼間の午後など。

陽中の陽(ようちゅうのよう):
<陽の中の陽。>

  1. 陽の事物の中でさらに分けると陽に属するもの。
  2. ある事物の2つの属性の中で、陰陽に分かれたうちの陽に属するもの。
    陽に属する昼間の午前中など。

陽明(ようめい):

  1. 経絡の1つ。足陽明胃経と手陽明大腸経を指す。
  2. 午後3時から5時までの時間帯を指す。
    この時間帯は日晡(にっぽ)ともいう。
  3. 六経弁証の陽証の1つ。

陽明潮熱(ようめいちょうねつ):
症状。
日晡潮熱(にっぽちょうねつ)ともいう。
日晡とは午後3~5時の時間帯。
この時間帯は足陽明胃経・手陽明大腸経の気が盛んになるため、この時間帯に発熱すること。