涕(てい):
鼻水のこと。
五液の1つで肺の液体。
鼻腔を潤し、異物の混入を防ぐ。
風寒邪気が侵襲すると鼻が詰まり、鼻水が多くなる。

天癸(てんき):
性ホルモン様の物質。
腎精に含まれ、体内から分泌され生殖が可能になる。
男性は精子を生成し射精ができ、女性は生理が来て妊娠ができる生殖機能の基本物質。

天人相応(てんじんそうおう):
天は自然界を指す。
人も自然界の一部であり、人の中にも宇宙の原理と人間の原理は相応していることを表す。

伝導の官(でんどうのかん):
大腸を指す。
小腸から飲食物の残渣を受けて運搬し、体外に排泄する役割を表したもの。

伝変(でんぺん):
ある臓の疾病がほかの臓へ伝わること。
相生関係による伝変と相克関係による伝変がある。