黒豆入り水餃子

腎を潤すことは「滋陰」といい、腎の働きを高め脾の働きを補うことを「補気」といいます
「滋陰補気」により消化吸収を良くし、身体を養います

黒豆入り水餃子

【材料(4人分)】
皮 : 小麦粉 300g
     水 130~140ml(40個分)
具 : 豚ひき肉 240g
     黒豆(乾) 50g
     キャベツ 250g
     干し椎茸 2枚
     干し海老 8g
     ねぎ 30g
     生姜 10g
     紹興酒 大さじ1
     しょうゆ 大さじ1
     ごま油 大さじ1
     塩・胡椒 少々

【作り方】

皮を作る

  1. 小麦粉に水を加えてよくこねて、耳たぶの柔らかさになるまでこねる。
    ラップに包んで30分寝かせる。 直径3cm位の棒状に伸ばし、40個に切り、麺棒で丸く伸ばす。

具を作る

  1. 干し海老と干し椎茸は水で戻し、みじん切りにする。
  2. ねぎ、生姜、キャベツもみじん切り、黒豆は柔らかく煮てつぶしておく。
  3. 豚ひき肉にねぎ・生姜・紹興酒・塩・しょうゆ・ごま油をして粘りが出るまでよく練る。
    キャベツ・黒豆・干し椎茸・干し海老を加え混ぜる。
  4. 餃子の皮に具を包み、沸騰した湯に入れて茹でる。

【効能】
豚肉 : 平甘鹹/脾胃腎/滋陰潤燥
黒豆 : 平甘/脾胃腎/滋陰補血・去風利水・活血解毒
キャベツ : 平甘/胃腎/補中益気

5個 234 Kcal : たんぱく質 12.9g/脂質 5.0 g/Ca 111.0 mg/Nacl 0.9 g

 

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鯖のあんかけ

気を補いながら巡らせ、血流を良くして血瘀状態を改善することを「補気行気・活血化瘀」といいます
気虚・陽虚陰盛・肝気鬱結・血瘀阻滞に用います

鯖のあんかけ

【材料(4人分)】
鯖 4切れ
枳穀 3g
黒きくらげ 3g
紅花 3g
玉ねぎ 1/2個
大葉 8g
赤ピーマン 1/2個
にんにく 10g
生姜 10g
ねぎ 30g
しょうゆ 大さじ1
豆板醤 小さじ1
酢 大さじ1
ごま油 少々
A : 三七粉 1g 片栗粉 大さじ2

【作り方】

  1. 鯖は塩をして少しおき、水気をふき取り、Aをつける。
  2. 枳穀は水1.5カップで半量になるまで煎じる。 紅花は少量の水に浸す。
  3. 黒きくらげは水で戻し、石づきをとり、千切りにして茹でる。 大葉は千切りにする。
  4. 玉ねぎ・赤ピーマンは細切りにする。 生姜・にんにく・ねぎはみじん切りにする。
  5. フライパンに少量のごま油を入れて、鯖は両面を焼き、器に盛り付ける。
  6. にんにく・生姜・ねぎを炒め、3と4を入れてさっと炒める。
    2の煎じ汁を入れ味付けし、紅花を加えて、水溶き片栗粉でとろみをつけ5の魚にかけ、大葉をちらす。

【効能】
鯖 : 平甘/胃肺/補肺健脾
枳穀 : 温辛苦/肝胆脾胃/行気化痰
黒きくらげ : 平甘/胃大腸/涼血止血
紅花 : 温辛/心肝/活血去瘀通経
紫蘇(大葉) : 温辛/脾肺/発表散寒・行気寛中・魚蟹中毒
玉ねぎ : 温辛甘/肺胃肝/温中理気・消食通陽
ピーマン : 平辛甘/心胃腎/平肝和胃

1人分 234.4 Kcal : たんぱく質 17.6 g/脂質 16.9 g/Ca 26.0 g/Nacl 1.2g

 

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中国薬膳研究会とは

中国薬膳研究会は、1995年10月に設立された、中国国務院・科学技術部・国家中医薬管理局の委託により薬膳に関する国の方針、政策を提案し、実行する薬膳の最高権威機構です。
現在の会員数は11,205名で、中国薬膳大師206名、薬膳名師140名、国際薬膳師586名、国際薬膳調理師132名を有します。

その中国薬膳研究会から出された中国国家標準レシピをお伝えします。