IT産業の発達により、距離感がなくなった感じがしませんか? どんなに遠くても携帯電話を通じて話せるし、相手が見えます。 特に今回のことです。
去る5月27日に北京市政府が「第一回海外華僑華人中医薬大会」を開催することになりました。 連絡・審査・通知の全ては携帯電話の「微信」(Wechat)*で行っています。 *LINEのようなもの。
出発するちょっと前に、ロンドン在住の名前を知らない後輩から”5月27日の午後、大学側から「北京中医薬大学海外校友座談会」を開きたい、出席をお願いします” という連絡が入りました。 飛行機は13時頃北京に着くので、遅れて出席することにしました。
予想通り、30分間ほど遅刻して会場に入りました。
大学側から呉建偉書記、靳琦副書記、国際交流与合作処張立平処長、校友会の王明来副会長兼秘書長、閻興麗副秘書長と何人かの職員が参加し、イギリス・ドイツ・スペイン・イタリア・スイス・スウェーデン・アメリカ・日本・南アフリカから13名が出席しました。
校友会の王明来副会長は、卒業生が海外で中医薬を広げるために努力したこと、母校の学術と文化を伝播したことに対し、感謝の意を述べました。
呉建偉書記は、”卒業生は学校の名刺で、母校の仕事の延長線”だと仰いました。 卒業生が取得した成績と成果はすべて母校の誇りです。 ”大学はいつまでも卒業生の強靱な後ろ盾となり、卒業生を支援する”という話でした。
また、近年来の大学の教育改革・学科発展・国際交流などについて紹介がありました。 今年、大学は60周年なので、海外の卒業生に呼び掛け、母校に戻って一緒にお祝いし、母校が世界一流の大学になるように努力するよう奨励されました。
張立平処長は大学の国際化の成果とこれからの戦略を紹介なさいました。 卒業生の私たちは、母校の目覚ましい成果に誇りを感じ、母校との交流、連絡を望むことを述べました。
夜、靳琦副書記らが「叙旧・溝通・合作・共贏」の今日のテーマ、”共に北京中医薬大学の精神、最新情報の交流、母校と卒業生の共同課題、母校と共に海外発展”という話題と成果を引き続き中医薬の事業に遂げるよう願い、私たちを招待して美味しい中華料理をふるまってくださいました。
この日出席した海外の卒業生には、70年代、80年代、90年代の卒業生がいました。 みんなそれぞれの国で診療所を持ちながら大学で中医薬を教えています。 病院を経営し有名な中医師となっています。 所在国の大学病院に勤めています。 また薬局、学校、会社に務めるか、経営しています。 みんな生活が安定し、地元で有名な方となっているそうです。