中気(ちゅうき):

  1. 中焦にある脾胃の気。
  2. 脾気の別名。
    脾の働き。
    上昇で正常。

中焦(ちゅうしょう):
三焦の1つ。
脾と胃・大腸・小腸を含む横隔膜から臍までの腹部を指すが実体はない。

中焦主化(ちゅうしょうしゅか):
<中焦は化を主(つかさど)る。>
中焦は飲食物を受け入れ、消化して水穀の精気に変化させ、気血に変化させる働きがある。

中正の官(ちゅうせいのかん):
胆を指す。
胆は精神活動に関わり、臓腑を調節し、気血の運行を正常に維持し、精神的刺激を防ぐ重要な役割をもつ。

冲脈(ちゅうみゃく):
血海(けっかい)・衝脈(しょうみゃく)・太衝脈(たいしょうみゃく)ともいう。
経絡の1つ。
生殖機能において特に生理と関わる。

中薬(ちゅうやく):

  1. 中医学理論に従ってその効能により用いる。
  2. 自然界にある植物・動物・鉱物・海産物。

長夏(ちょうか):
中医学における独特な季節の分け方。
旧暦の6月頃。

調気(ちょうき):
治療法。

  1. 経絡の気を調整する。
  2. 気の動きを調整する。
    理気作用のある食材・中薬を用いる。

調中(ちょうちゅう):
治療法。
中焦(脾胃)の働きを整える。
食欲不振・吐き気、胃のもたれなどの治療に用いる。

潮熱(ちょうねつ):
症状。

  1. 潮の干満と同じように定まった時間に発熱すること。
    午後または夜になると熱が出る陰虚潮熱。
  2. 高熱で、午後3~5時の間に熱がさらに高くなる。
    大汗・腹痛・便秘などの症状を伴う陽明潮熱。
  3. 身熱不揚(しんねつふよう)、午後になると熱が高くなる、頭が重く体がだるい、 食欲不振・下痢などの症状を伴う湿温潮熱。