中気(ちゅうき):
- 中焦にある脾胃の気。
- 脾気の別名。
脾の働き。
上昇で正常。
中焦(ちゅうしょう):
三焦の1つ。
脾と胃・大腸・小腸を含む横隔膜から臍までの腹部を指すが実体はない。
中焦主化(ちゅうしょうしゅか):
<中焦は化を主(つかさど)る。>
中焦は飲食物を受け入れ、消化して水穀の精気に変化させ、気血に変化させる働きがある。
中正の官(ちゅうせいのかん):
胆を指す。
胆は精神活動に関わり、臓腑を調節し、気血の運行を正常に維持し、精神的刺激を防ぐ重要な役割をもつ。
冲脈(ちゅうみゃく):
血海(けっかい)・衝脈(しょうみゃく)・太衝脈(たいしょうみゃく)ともいう。
経絡の1つ。
生殖機能において特に生理と関わる。
中薬(ちゅうやく):
- 中医学理論に従ってその効能により用いる。
- 自然界にある植物・動物・鉱物・海産物。
長夏(ちょうか):
中医学における独特な季節の分け方。
旧暦の6月頃。
調気(ちょうき):
治療法。
- 経絡の気を調整する。
- 気の動きを調整する。
理気作用のある食材・中薬を用いる。
調中(ちょうちゅう):
治療法。
中焦(脾胃)の働きを整える。
食欲不振・吐き気、胃のもたれなどの治療に用いる。
潮熱(ちょうねつ):
症状。
- 潮の干満と同じように定まった時間に発熱すること。
午後または夜になると熱が出る陰虚潮熱。 - 高熱で、午後3~5時の間に熱がさらに高くなる。
大汗・腹痛・便秘などの症状を伴う陽明潮熱。 - 身熱不揚(しんねつふよう)、午後になると熱が高くなる、頭が重く体がだるい、 食欲不振・下痢などの症状を伴う湿温潮熱。