三子養親加味茶

83b8381e6065ea6b44fe8dfdcab478d0【材 料】
白芥子 3g
紫蘇子3g
莱菔子 3g
桔梗 3g
杏仁 6g
水 300ml

【作り方】

  1. 土鍋に材料と水を入れて30分間浸ける。 火をつけ、沸騰したら弱火で30分間煎じてから濾す。
  2. 土鍋に再び水200mlを加えて1と同じ方法で煎じる。
  3. 1回目と2回目の煎じ液を混ぜ合わせて飲む。

【解 説】
からし菜の種は白芥子、紫蘇の種は紫蘇子、大根の種は莱菔子、この3つの種によって作られた方剤は温肺化痰・降気消食の働きのある三子養親湯となります。 桔梗は肺の引経薬としてよく使います。 杏仁は肺を潤し、桔梗とよく組み合わせて呼吸を順調にさせます。

紅花玫瑰茶

1efab8431313eecf4ce6bc2cf0d6122e【材 料】
紅花 3g
玫瑰花 3g
山楂子 6g
水 300ml

【作り方】

  1. 土鍋に材料と水を入れて30分間浸ける。 火をつけ、沸騰したら弱火で15分間煎じてから濾す。 土鍋に再び水200mlを加えて1と同じ方法で煎じる。
  2. 1回目と2回目の煎じ液を混ぜ合わせて飲む。

【解 説】
紅花は身体を温めて血流を促進する食薬です。 似たもののサフランがあります。 昔、チベット(中国名は西蔵)から中国に入るため、西蔵の紅花を表示する蔵紅花の名前もあります。

※ 紅花は温性でサフランは涼性ですので、使い分けがあります。

西王母

健脾益気西王母1

【材料(10個分)】
中あん
 黄身あん
  白あん 200g
  卵黄 1個

白あん 40g
砂糖 65g
水 60g
上用粉 25g
小麦粉 13g
餅粉 10g
片栗粉
オブラート粉

【作り方】

  1. 白あんに卵黄を入れて均一に混ぜ、電子レンジで加熱し粗熱を取って10等分にし丸める。
  2. ボウルに白あんと水を入れてホイッパーでとかす。
  3. 砂糖、上用粉、小麦粉、餅粉合わせて、2に入れ混ぜる。薄緑に着色し蒸す。
  4. 蒸しあがった生地をボウルにとり搗いてまとめ、30gを赤に着色する。
  5. 生地を片栗粉にとってそれぞれ10等分にする。
  6. 薄緑の生地で赤生地を包み、それで黄身あんを包む。
  7. 桃の形にし、オブラート粉をまぶして仕上げる。

【効能】
卵黄 : 平、甘/肺脾心肝腎/滋陰潤燥、養血安胎
上用粉 : 平、甘/脾胃/補中益気、補益脾胃
小麦粉 : 涼、甘/心脾腎/清熱除煩
餅粉 : 温、甘/脾胃肺/補中益気

【解説】
餅種の一種ですが、生地にあんが入っているので透明感のある仕上がりになります。
西王母(せいおうぼ)は中国で大変おめでたいとされている桃のことで、いろいろなお祝いごとに使われます。
よく目にするのは蒸しまんじゅうの西王母でしょうか。