豆腐の竹葉(ちくよう)煮

熱を取り除き、津液を生じさせます。
暑くて寝苦しい今の時期や、
陰虚火旺・肝火上炎・痰熱内擾の不眠にお勧め!

豆腐の竹葉煮

【材料(4人分)】
豆腐 1/2丁(200g)
竹葉     10g
じゅんさい   100g
ミニトマト(赤・黄色)8個
ごま油   小さじ1/2
塩・片栗粉 各少々

【作り方】

  1. 豆腐を9等分の大きさに切る。
  2. 竹葉は水2カップに入れ15分間浸け、10分間煎じてから濾す。
  3. ②の薬汁を沸騰させ、トマトを湯通しする。
  4. ③の薬汁に豆腐を入れて15分程煮てから塩を加え、片栗粉でとろみをつける。
  5. じゅんさい・トマト・ごま油を加え塩で味を調える。

【効能】
豆腐 : 寒、甘/脾胃・大腸/清熱解毒・益気和中・生津潤燥
竹葉 : 寒、甘・淡/心・脾胃・小腸/清熱除煩・生津利尿
じゅんさい : 寒、甘/清熱解毒・下気止嘔
トマト:微寒、甘・酸/肝・脾胃/生津止渇・健胃消食

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雑誌『世界中医薬』の第3回編集委員に任命されました

2003年に設立した世界中医薬学会聯合会(世界中聯)は15年間の歳月を経て、2017年12月末には、世界67の国家と地区合せて257の団体会員と159の支所を持つまでになりました。その中には146の専門委員会、13の合作委員会・発展委員会或いは連盟が含まれています。

世界中聯は中医薬の国際的な普及と発展を促進し、中医薬が各国の医療衛生保健システムに組み入れられることで、人類の更なる健康に貢献するという方針で活動しています。現在、世界保健機関非政府組織(NGO)メンバー、国際標準化組織中医薬技術委員会A級連絡組織、国連教育科学文化機関(UNESCO)無形文化遺産保護コンサルティング機構等の国際組織から認められています。

世界中聯の会誌である『世界中医薬』は2006年に創刊された時は季刊誌でしたが、その後月刊誌に発展し、今年の7月14日~15日に中国の山東省臨沂で第3回目の編集委員会並びに中医薬国際化発展フォーラムが開催されました。中国、ハンガリー、イギリス、日本、フィリピン、インドネシア、中国香港、中国台湾などの国家と地域の200名の専門家が会議に出席しました。

会議には創会李主席と2名の院士(中国国家が選出した著名な科学者に与えられる称号)、教授の報告があり、中国の立場から世界的な中医薬高水準化の研究成果と展望について話しました。中医薬事業高水準化の著しい発展を感じさせ、一流の学会にふさわしく一流の雑誌を発刊するという目標を立てました。その会議で私も編集委員に任命されましたので、「任重而道遠(背に負ふ荷は重くして、行くべき道は遠し)」と気を引き締め、278名の編集委員と一緒に頑張りたいと思っています。

今回、中国以外から出席した編集委員の5名は、一年に一度の世界中聯の大会にしか会えないため、皆で挨拶を交わし、年末に行われるローマ大会での再会を約束しました。

 

竹葉薄荷茶(ちくようはっかちゃ)

体内の熱を取り除き、発散させます。

【 材料 】
竹葉 15g
薄荷 5g

【 作り方 】

  1. 土鍋または土瓶に竹葉を入れ、3ℓの水を注ぎ、15分間浸ける。
  2. 蓋をして火をつけ、沸騰したら弱火で5分間煎じる。
  3. 薄荷を加え、5分間煎じて火を止め、漉す。

【効能】
竹葉:甘・淡、寒/心、肺、胃、小腸/清熱除煩、生津利尿/熱病のイライラ、のどの渇き、口内炎、排尿時の熱感を改善
薄荷:辛、涼/肝、肺/疏風清熱、清利頭目/風熱表証の発熱、汗が出にくい、頭痛、目の充血を改善
※竹葉の別名はハチク、マダケ。

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