肥満

 肥満とは、人体を構成する成分のうち、脂肪組織が正常よりも増加した状態のこと。

 

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 肥満は、高脂血症・動脈硬化・糖尿病・高血圧・虚血性心疾患・痛風・脂肪肝・生理不順・不妊症・不育症(男性不妊)などの病気や症状を引き起こしやすいです。

過剰なエネルギーは脂肪組織として蓄積され、新陳代謝のバランスを崩してしまいます。
異常な代謝は高脂血症の原因の1つになります。
脂肪組織が肝臓に蓄積されると、脂肪肝を引き起こしやすくなります。
脂肪が動脈壁にたまり、これが進行すると、動脈硬化となります。
狭く硬くなった血管は、血液循環を悪化させ、狭心症・心筋梗塞・高血圧の原因となります。

 

標準体重の計算

  1. 身長(m)×身長×22±10%=標準体重(kg)(日本肥満学会)
    例えば身長が160cmなら、1.6×1.6×22=56.32(kg)±10%
    56kg前後が標準体重です。
  2. (身長(cm)-100)×0.9=標準体重(kg)(従来の桂変法)
    例えば身長が160cmなら、(160-100)×0.9=54(kg)
    54kgが標準体重です。

ボディマス指数(BMI)の計算

  • 体重÷{身長(m)×身長}=BMI(22が一番良い状態)
    例えば身長が160cmで体重が64kgなら、64÷(1.6×1.6)=25

必要エネルギー量(kcal)の計算

  • 標準体重(kg)×体重1kgあたりのエネルギー量(20~40kcal)=必要エネルギー量(kcal)
    人間が活動するためには、1日に最低1200kcalが必要です。

 

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