銀杞明目湯  ZGYSYJH/T15―2015

白きくらげと鶏レバーのスープ
―補肝益腎 滋陰明目―

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【材料】
銀耳(白きくらげ) 15g
枸杞子(くこの実) 15g
茉莉花(ジャスミン) 24花
鶏肝(鶏レバー) 100g
水溶き片栗粉 3g
料理酒 3g
生姜汁 3g
食塩 3g

【作り方】

  1. 鶏肝を洗い、薄切りにして湯がいておく。
  2. 銀耳は洗って小さく割き、水に暫く浸してから湯がいておく。
  3. 茉莉花は花蒂を取って洗い、薄く塩をした水で15分ほど茹でる。
    枸杞子は洗っておく。
  4. 鍋を火の上に置き、お湯を入れておく。
    料理酒、生姜汁、食塩を加え入れ、銀耳、鶏肝、枸杞子を入れて煮立たせ、あくを取る。
  5. 鶏肝に火が通ったら、器に入れ、茉莉花を散らす。

【適応】
陰血不足の眼精疲労または老眼

  1. 眼精疲労 : 近くの物がぼやけてみえる、目が張って痛い、乾燥してしばしばする、眩暈、耳鳴り、腰膝の痛み
  2. 老眼 : 近くの物の作業が困難、ぼやけて見える、一般的には40~50代から始まる

健康な人の食養生にも

【禁忌】
肝火旺盛のひとは慎重に
冬かぜの咳嗽をしているひと または 湿熱で痰のある咳をしているひと、外邪実熱のひと、胃腸虚弱で湿のあるひと または 下痢のひとは禁食

中国薬膳研究会標準 : ZGYSYJH/T15―2015

 

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九月肉片  ZGYSYJH/T14―2015

豚と菊花の炒めもの
―清熱 滋陰 明目 袪風 平肝 養血―

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【材料】
菊花 100g
石斛 20g
痩猪肉(豚赤身肉) 300g
鸡蛋(たまご) 3個
鸡汤(鶏ガラスープ) 300ml
ねぎ 15g
生姜 15g
水溶き片栗粉 10g
ごま油 50g
植物油 500g
食塩 3g
白砂糖 3g
紹興酒 20g
胡椒 2g

【作り方】

  1. 豚赤身肉の皮を取り、筋切りして薄くスライスする。
  2. 菊花は水で軽く洗う。 生姜とねぎは洗って指の爪大に切っておく。
  3. スライスした肉に卵白、食塩、紹興酒、胡椒、片栗粉をまんべんなくつける。
  4. 食塩、白砂糖、鶏ガラスープ、胡椒、水溶き片栗粉、ごま油を合わせて調味液を作る。
  5. フライパンを強火で熱し、植物油500gを入れて熱くなるまで5分ほど待ち、スライス肉を投入する。
    火が通ったら、ざるに上げて油を切る。
  6. 鍋の底に残った油を熱し、生姜、ねぎを炒めて香りを出し、スライス肉を入れ、紹興酒を入れてとろみをつけ、菊花を散らす。

【適応】
眼精疲労に属する肝風内動証、頭がぼーっとする・頭痛、かすみ目・乾燥してしばしばする、急にいらいらしやすいなど
肝陰虚動風型の慢性緑内障患者には一定の養護作用があります―頭痛・眩暈、目の張り、のどが渇くなど
また肝風内動型あるいは肝陰虚動風型高血圧、冠状動脈性硬化症患者にはよい食事です
肝火旺盛あるいは陰虚体質の中老年にはとても適しています

【禁忌】
消化器が冷えているひとは慎重に
陽虚あるいは頭痛悪寒のあるひとは禁止です

中国薬膳研究会標準 : ZGYSYJH/T14―2015

 

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清爽茶   ZGYSYJH/T13―2015

すっきり茶
―清熱 活血 降濁 消脂―

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【材料】
荷葉 干者(乾燥) 3g,鮮者(新鮮) 10g
生山楂 5g
普洱茶(プーアール茶) 2g

【作り方】

  1. 荷葉を洗い、細い糸状に切る。 生山楂も洗って糸状に切っておく。
  2. 荷葉、生山楂、普洱茶をティーポットに入れ、沸騰したお湯を少量入れ、数回揺り動かし、すぐにその水を捨ててお茶を洗う。
  3. 90~100℃のお湯を注ぎ入れ、ふたをして10分ほど浸しておく。
  4. お茶が冷めるまで待ち、再沸騰させてから飲む。

【適応】
肥満のひと、高脂血症、脂肪肝など、肥満、おなかが張って苦しい、便秘、軽度の水腫など脾虚痰湿のひと
病気でないひとは食べる必要はありませんが、健康を保って寿命を延ばすことができます

【禁忌】
胃腸虚弱で消化不良のひと、下痢気味のひとには向きません
妊婦さんは慎重に

中国薬膳研究会標準 : ZGYSYJH/T13―2015

 

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