口渇(こうかつ):
症状。
のどが渇くこと。
熱や乾燥による水分の消耗・陰液不足などの原因により現れる。

行気(こうき):
治療法。
気の巡りを促進する。
理気法の1つ。
咳・喘息、胸のふさがり、胸脇部の脹れ、疼痛・ため息、胃のもたれ、腹脹などの治療に用いる。

降気(こうき):
治療法。
下気(かき)ともいう。

  1. 理気法の1つ。
    上逆した気を降ろすこと。
    咳・喘息・吐き気・嘔吐などの治療に用いる。
  2. 腸から排出される気体・ガスのこと。
  3. 体の下部の気を指す。

降沈(こうちん):
下降・通利の意味、質の重いたね・果実・穀物・動物の骨・鉱石類の中薬の作用が下向すること。

黄帝内経(こうていだいけい):
書名。
著者不明、紀元前722頃~紀元前221年頃に成立した。
春秋戦国時代。
全18巻のうち、1部にあたる9巻を「霊枢(鍼経)」、2部の9巻を「素問」とよぶ。
中医学の基礎理論体系を定めた中国最古の本格医学書。

後天の精(こうてんのせい):
水穀の精のこと。
脾胃によって飲食物からつくられる。

高梁厚味(こうりょうこうみ):
膏梁厚味(こうりょうこうみ)ともいう。
高は膏と同意語で、美味しく脂っこい意味。
厚味は濃い味の意味。
濃厚で美味しいものを指し、食と疾病の関係を示している。

膏梁厚味(こうりょうこうみ):
高梁厚味(こうりょうこうみ)ともいう。
高は膏と同意語で、美味しく脂っこい意味。
厚味は濃い味の意味。
濃厚で美味しいものを指し、食と疾病の関係を示している。

五液(ごえき):
津液は所在部位または臓腑との関係により5つの液体に分かれる。
涙(なみだ)は肝の液体、汗(あせ)は心の液体、涎(えん・よだれ)は脾の液体、涕(てい・はなみず)は肺の液体、唾(つば)は腎の液体とされている。

五果(ごか):

  1. 李(すもも)・杏・棗・桃・栗の5つの果物のこと。
  2. 果物の総称。