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食生活の提案
- 食材や料理を作るひとに感謝する
食事に対する考え方が育つ大事な時期なので、親の口から、食材や料理を作るひとに感謝する気持ちを、いつもこころを込めてこどもに伝えます。 - 料理を愛情込めて手作りする
レストランで、お子さま連れの若いお母さんたちが集り、食事をしている風景をよく見受けます。 お子さまに合う食材を選び、愛情をこめて料理を手作りすることをおすすめします。 - 偏食を克服するために工夫する
偏食を克服するためにはまず、親から身をもって範を示さないといけません。 いろいろな食材を使い、さまざまな料理を作って食べさせることが大事です★ 各種の食材を混ぜて作る料理……水餃子・肉まん・野菜まん・具がたっぷりの粥・スープ、寿司、いなりなどがおすすめ★ - 食べすぎは禁物
こどもの消化器官は発達途中であり、また弱いので、年齢に合わせ、食事時間の間隔や食べる量を決めましょう。 食べすぎると胃腸を壊しますよ! - アレルゲンになりやすい食材に注意する
親がアレルギーを持つ場合、こどももアレルギーをもつ可能性が高くなります。 それに対しては、アレルゲンになりやすい食材に注意します。 - 加熱して作る料理がおすすめ★
薬膳の主目的が養生、予防、治療のための食事であっても、薬を飲むことと違い、見た目の楽しさ、食べるときの美味しさがないと、膳とはいえません。 こどもの消化機能を順調に成長させるために、調理方法を重視するのは当然のこと★ 目的に合わせ、食材を選んで、食材の形を整え、適切な調理法で、料理の色、香り、美味しさを強調します。
また、調理方法はいろいろありますが、こどもの消化機能は未発達なので、粥、うどん、そうめん、餃子、煮もの、蒸しもの、卵焼きなどの、加熱して作る料理をおすすめします★ - 年齢に応じた食事の提案
年齢 | 食事の提案 | 食事の回数 | 薬膳学からのアドバイス |
生後 1~3ヵ月 |
新鮮なジュース | 随時 |
市販のものではなく、手作りする。 量は少なめ。 |
4~6ヵ月 | 重湯、糊状の粥、卵黄すりつぶした魚、加熱した野菜 | 母乳が中心だが食事を始める時期。 食事は少量で1日1回。 | 1週間に1種類ずつ増やしていく。こどもの消化器系は弱いので、卵黄の量は1/6から開始する。 |
7~9ヵ月 | やわらかいそうめん、粥、ビスケット、卵、魚、加熱した野菜 | 母乳を減らし、食事を1日2~3回にする。 | アレルゲンに注意。 歯が生え始め、歯茎がかゆいのでビスケットやせんべいを与える。 |
10~12ヵ月 | 濃い粥、やわらかいごはん、そうめん、パン、茶碗蒸し、ワンタン、豆製品、ひき肉・レバー・魚・加熱した野菜 | 母乳を減らして、食事を1日3回とする。 |
食べる量は大人の1/3~1/2になる。 嘔吐・下痢などの消化不良に注意する。 |
1~2歳 | 粥、やわらかいごはん、麵、餃子、パン、豆製品、やわらかい肉・加熱した野菜 | 1日に食事3回、おやつ2回とする。 | 脳の発達をよくするため、おやつとしてくるみ・ごま・松の実・栗・アーモンド・マカデミアナッツなどの木の実を用いた菓子を与える。 気血を補うためになつめ・ピーナッツ・かぼちゃなどを与える。 |
3~6歳 | 粥、ごはん、麵、餃子、肉まん、パン、豆製品、肉・魚・加熱した野菜、乳製品 | 1日に食事3回、おやつ1回。 | 身長の伸びに関心が向きがちだが、肥満に注意する。 |
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