今年もありがとうございました ~一年の思い~

12月4日虎ノ門にある中国料理の店で、2018年度の講師会兼忘年会を開きました。遠方の方は残念ながら欠席されましたが、東京、千葉、神奈川、埼玉に住んでいる先生方が出席しました。

本草薬膳学院が2002年に設立してから16年になりました。おかげざまでさまざまな講座に参加してくださる受講生の皆様と、各先生方と職員の努力により学院はしっかり歩んで参りました。

今年は東京校、福岡教室、大阪教室に引き続き名古屋教室も新しく開校しました。各地の教室で「中医薬膳師」の基礎教育は順調に進んでいます。またさらに実力をつける研究科の教育も充実してきています。新に気功の講座も開講しました。より専門性の高い、本格的な中医薬膳学の教育と普及という目標を達成しつつ、学院も着実に発展しています。

新しく採用した3人の社員は教務や事務の仕事に新しい活力を加えました。

また中医学教科書シリーズとして『中医基礎臨床』『中医婦人科学』(4月)『中医小児科学』(12月)(源草社)が続々と出版され、本草薬膳学院の講師陣による二十四節気の養生レシピの決定版『季節の薬膳』(緑書房)も10月に出版されました。他にも株式会社第三文明社様が発行する子育てと教育雑誌「灯台」や、株式会社小学館様の雑誌「女性セブン」に薬膳についての記事が掲載されました。

5月末には例年通り北京で中国薬膳研究会の会長から「国際薬膳師」の証書授与を行い、学術交流を行いました。併せて中医薬膳研修として南昌まで足を延ばし、江西中医薬大学と交流し、樟樹薬材市場を見学しました。

7月には山東省の費県に出かけ、世界中医薬学会連合会が発行する「世界中医薬」雑誌の編集委員会に出席し、11月には世界中医薬学会連合会伝統医学ローマ大会に出席し、「ローマ宣言」の審議と公表に関わりました。

一年あっという間に過ぎました。振り返ってみると学校の多くの先生方と職員が中医薬、薬膳学の教育現場でよく働き、汗をかき、勤勉に中医薬膳学の田畑を耕し、種をまいて育てた結果、このような多くの成果を収穫できたと思います。

皆様、ありがとうございました。忘年会でみんな一緒に座って、お酒を飲み、料理を食べ、しゃべって、笑って、楽しい時を刻み、来年はまた頑張ろうと思いを新たにしました。

異常気象や災害の多い1年でしたが、薬膳でしっかりと養生し、日々の暮らしに役立てていただけるよう、今後も薬膳の教育と普及に取り組んで参ります。

来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
よいお年をお迎えください!!