山東省は自然と天候に比較的に恵まれているところで農林水産業が発達しています。日本のスーパーでも山東省から輸入されている野菜や果物、落花生、貝類、海草、緑豆春雨などの商品をよく見かけます。また山東料理は「魯菜」と言われ、中国八大料理の一つで、北京料理の原型として、宮廷料理に深く影響しています。
7月中旬の世界中医薬学会聯合会(世界中聯)臨沂大会へ行く前に、交通を調べたところ、北京から高速鉄道を利用して2時間半、山東省の棗荘で車に乗り換えてまた2時間半、会場に着くまで片道6時間かかります。しかし、本場の山東料理が食べられると楽しみに考えていると移動の疲れも感じませんでした。
野菜以外にも山東省は小麦の産地としても有名で、いろいろな具が入っている花巻、包子・餃子・烙餅・煎餅・油条などの粉もの料理が、朝から晩までさまざまに形を変えて出てきました。また、海に囲まれた半島という地形の恩恵を受け、魚・貝類・海老・ナマコ料理も豊富です。