虫料理に挑戦!その2

今回の世界中医薬学会聯合会(世界中聯)臨沂大会ではサソリ、蚕の蛹(さなぎ)、白セミ、黄セミなどの珍しい虫料理も提供されていました。山東省は食用のサソリを養殖していると前から聞いていましたが、まさかこのような国際会議に出てくるとは思っていませんでした。そういえば、会場へ移動する車の中から、道路の脇にあった「セミ収集」という看板が目に入りましたが、それが食卓に現れるとは想像していませんでした。

食べるか食べないか?二日間迷いました。中薬の授業で全蠍・蟬退・蚕沙を学生に教えているので、味わって体験した話は分かりやすいのではないかと思って、サソリ、セミの揚げ物、蚕の蛹を食べました。結果は思ったより食べやすかったです。

尚、山東省の一番の名物はというと、煎餅です。今回は煎餅の食べ方を習いました。煎餅にニンニクの芽、長ネギ、キュウリ、ゴマ塩、甘味醤を入れて巻いてから食べます。硬くて食べにくいので、丈夫な歯と顎が必要です。

また、「糁」魯南方言で「sa」と呼ぶ地方料理があります。主原料は鶏肉(または牛肉や羊肉)と大麦、小麦粉、ネギ、生姜で塩、醤油、粉胡椒、五香粉、香油、酢などの調味料を加えた素朴なスープのような料理で、油条と一緒に食べます。