大学の忘年会はいつも世間一般より遅れて行われます。 3月12日、東京ドームホテルの42階会議室で「順天堂大学医学部公衆衛生学教室同窓会と忘年会」が開催されました。
3年前に私の博士指導教官がほかの大学に転職し、1年間教授不在の研究室で寂しかったので研究生を終了させましたが、その後も興味のあるテーマがあるときは研究室のセミナーに参加しました。
昨年の忘年会では、他所の大学から就任していらっしゃった新教授が、その場で挨拶してくださいました。 睡眠を専門研究している先生です。 すぐ『黄帝内経 素問』に、睡眠と夢についての論述があったのを思い出して、先生と話す話題があると思ったのですが、食べる暇なく皆さんと話しているご様子をみて、こちらがやめました。 教授と話す機会はあまりないので、できる限り毎年この会に参加するよう、努めています。
10年間同窓会の会長を勤めていらした先生は今年81歳になり、辞任願いを提出しそうだったのですが、教授のさらなる希望で会長職継続を承諾しました。
会長から、順天堂大学の新学部「国際教養学部」が昨年度スタートし、国連からの教員も受け入れたことが紹介されました。 私もこの新しい学部の兼任教員に就任しています。 嬉しいことです。
また、教室は昨年から研究生が増えてきました。 忘年会の時に新入生の皆さんから挨拶してもらいましたが、みんな若くて生き生きしています。
公衆衛生教室の基本的なお仕事は、世の中のみんなを健康にすることですから、これから中医薬膳学を講義して少しずつ浸透させて行こうというのが、私の考えです。