梅花茶

【材 料】
緑萼梅 3g
玫瑰花 2g
姜黄 3g
湯 300ml

【作り方】

  1. 急須を100ml湯で温めてから材料を入れて200ml湯を注ぎ、5分間蒸らしてから濾す。
  2. 急須に再び湯200mlを加えて5分間蒸らす。
  3. 1回目と2回目の薬汁を混ぜ合わせて飲む。

【解 説】
緑蕚梅は梅の花で、玫瑰花と同じ疏肝解鬱の作用があり、ストレスによる胸痛・ため息・精神不安を改善します。 姜黄はいわゆる黄色のウコンです。 強く血の流れ、気の巡りを促進し、胸痛・動悸を改善します。

鶏胸肉のねぎ生姜とパプリカソース

脾気の運化を助け、辛温により身体を暖め、気の巡りをよくし陽気の発散を促進。陽気が上昇しにくい寒がりの方にお勧め★

【材料(4人分)】
鶏皮なし胸肉 320g
塩 小さじ1/2
胡椒 適宜
米粉入りパン粉 適量
油 大さじ2

ねぎ生姜のトッピング
ねぎ 1/2本
生姜 20g
油 大さじ1
塩・胡椒 少々

キャベツソテー
キャベツ 8枚
にんにく 1カケ
油 大さじ1
塩・胡椒 少々

パプリカソース(12人分)
パプリカ 2個
オリーブ油 大さじ3
塩 小さじ1/3
胡椒 少々

【作り方】

  1. パプリカソースを作る
    パプリカは半分に切って種を取り、魚焼きグリルに入れて皮が黒くなってから冷水にとり、皮をむく。
    水気を拭き取り、粗く刻んで、調味料を加えてミキサーにかける。
  2. ねぎと生姜はみじん切りにしておく。
    キャベツはざく切り、にんにくは芽を取って粗みじんにしておく。
    鶏胸肉は線維に直角になるように幅1cmに切り、断面を包丁で軽くたたいて塩・胡椒してパン粉をつける。
  3. キャベツソテーを作る
    冷たい油ににんにくを入れ、中火でキャベツを炒めて、塩・胡椒少々を加えて取り出す。
  4. ねぎ生姜のトッピングをつくる
    油を入れ、弱火で葱と生姜をじっくり炒め、塩・胡椒少々を加えて取り出す。
  5. 油を入れ、中火で鶏肉を色よく焼く。
  6. パプリカソースをしき、鶏肉を置き、4を載せて、3を添える。

鶏肉 : 甘、平(温)/脾、胃/補中益気(脾胃の機能を高め、疲れ、食欲不振を改善)、補精添髄(精気を補い、虚弱体質、やせすぎ、汗、産後の乳汁不足、手足に力が入らない症状を改善)、降気止逆(胃気を下降し、咳、げっぷ、しゃっくりを止める)
パプリカ : 辛、温/心、脾/温中散寒(内臓を温めて腹部の冷えを除き、食欲不振、消化不良、嘔吐、下痢を改善)
ねぎ : 辛、温/肺、胃/散寒通陽(冷えによる腹痛、下痢を改善)
生姜 : 辛 、微温/肺、脾/温胃止痛(脾胃を温め、胃の冷えや痛み、食欲不振、嘔吐を改善)
キャベツ : 甘、平/腎、脾、胃/健脾和胃( 脾の機能を高め、胃の機能を調和する。食欲不振・げっぷ・吐き気・疲れ、胃もたれ、おなかの張り・舌苔が厚くてじゅくじゅくしているなどを改善し、食欲を増進)

楽し鶏が生む可愛いたまご

 結婚前、彼女はコンビニエンスストアの従業員でした。 2年前に農家に嫁ぎました。 嫁ぎ先は羊を飼っている家庭で、彼女が羊のお世話係になり、追いかける夢が始まりました。

 写真に写している白いたまごは普通の鶏が生まれたもの、薄い茶色のは会津鶏、濃い茶色のは烏骨鶏、緑色のは外国品種の鶏の卵です。 昨年、彼女は鶏を飼い始め、その鶏が今年、卵を産むことができました。 周知のように、鶏インフルエンザが流行ってくると、鶏を処分せねばならず、養鶏農家は本当に大変なお仕事です。 それでも鶏を飼養のは、なんのためですか? 私が心配して聞いたところ、「今、店で売っているたまごは、大地を踏んだことがない鶏が生んだたまごです。 その鶏ちゃんは鶏舎の棚で生活し、病気にならない、たくさんたまごを生むために、薬も使われています。 鶏にも命があり、生活もあるはずですが、このような生活をしている鶏には楽しみがないでしょう、それで生まれるたまごも美味しくないと考えました。 未来の子供たちに美味しいたまごを提供するために鶏を飼うことを決めました」。 彼女は4種類の鶏を飼い、畑に放養して、自由自在に遊ばせています。 毎日、彼女が自分で餌を作り、食べさせます。

 面白いのは、同じ餌を食べている鶏ちゃんが生んだたまごでも、殻の色はそれぞれ違います! なんで? 本人も分からないのだと答えました。 これから餌の改良、栄養成分の調査、子供たちに天然のたまごを送るなどが、彼女のお仕事だそうです。

 彼女の素直な話しを聞き、純朴な笑顔を見て、若い農家の奥様で、鶏と羊に囲こまれて、他人の健康と幸せによい食材を提供する目標を追いかける姿勢に、私の心から感服の気持ちがあがりました。