杏仁豆腐

杏仁豆腐

【材料(4人分)】
牛乳 400ml
甜杏仁 20g
水 100ml
砂糖 20g
片栗粉 5g
粉寒天 3g

シロップ
水 200ml
はちみつ 20g
レモン汁 1/2個分

枸杞・ぶどう・タピオカ 適量

【作り方】

  1. 杏仁を一晩水漬けして火にかけ20~30分煮る。
  2. 杏仁をすり鉢ですり煮汁を加えて混ぜこす。
  3. 鍋に砂糖と粉寒天、片栗粉を入れて混ぜ牛乳、杏仁の汁を加えて火にかけ煮る。
  4. 粗熱をとって器に流し冷やし固める。
  5. 水に蜂蜜を入れて火にかけ煮溶かし、レモン汁を加えて冷やす。
  6. 枸杞は水につけてもどし、ぶどうは皮をむいて、タピオカは茹でておく。
  7. 固まった杏仁豆腐に切り込みを入れ、6を入れシロップを注ぐ。

【効能】
牛乳 : 平、甘/心肺胃/滋陰潤肺、益胃生津
杏仁 : 平、甘/肺大腸/潤肺袪痰、潤腸通便
枸杞 : 平、甘/肝腎/益精補腎、養肝明目
ぶどう : 平、甘酸/脾肺腎/養血止渇、補気益肺

【解説】
中華のフルコース、最後のデザートは杏仁豆腐が定番?
中国では月餅や芝麻球ほどメジャーではなく広東料理の「点心、飲茶」の一種類として定着してはいるものの、中国全土のどこにでもあるデザートではないらしいです。
中国では古くから杏仁を漢方薬として食してきましたが、近年アメリカでも注目され、ガンを防ぐビタミンB17を最も多く含む素材として、又オレイン酸や脳卒中の予防に効果のあるパルミトレイン酸がたっぷり含まれているといわれているようです。

きのこごはん

気を補い、血を補い、肺を潤します

きのこご飯カット

【材料(4人分)】
米 2カップ
干し貝柱 1個
干し椎茸 3枚
しめじ茸 1/2パック
えのき茸 1/2袋
にんじん 50g
しょうゆ 大さじ1

【作り方】

  1. 米はといでおく。 干し貝柱と干し椎茸は戻しておく。
  2. しめじ茸とえのき茸は石づきを取り、ほぐしておく。 にんじん、戻した椎茸は千切りする。
  3. 米に貝柱と椎茸の戻し汁を加えて水加減し、材料としょうゆを加えて炊く。

【効能】
米 : 平甘/脾胃肺/補中益気
干し貝柱 : 涼甘/心胃/清熱生津
干し椎茸 : 平甘/胃/補気益胃
にんじん : 平甘/肺脾/補血益肝健脾

1人分 316 Kcal : たんぱく質 9.2 g/脂質 0.9 g/Ca 9.3 mg/ Nacl 0.7 g

心血虚タイプ―血虚シリーズ①

血量が少なく、血質が低下
特に血脈・神志を主る心は心血虚の症状が出やすい

62a0069a0520907105829d2b8cf45e28_s 心血虚と密接に関係する季節は夏です。 夏には、心血を補い、心の液体を滋養する必要もあるため、滋陰類を組み合わせます。

【症状】
顔色や唇色が蒼白、心悸、不眠、多夢ae884293c8e5c6df48d8713c9e40c541_s、めまい、物忘れ、舌色が淡い、舌苔白色、脈細・無力

【分析】
虚弱体質・出血・消化器官の疾病・慢性病・腸の寄生虫などが原因となって、血量の減少および血質の低下を招き、血虚証となる。 心血が不足して心を養えないと、顔面の滋養不足のために顔面や唇色が蒼白、心悸といった症状が現れ、神を養えないと、不眠、多夢が現れ、脳を滋養できないと、めまい、物忘れが現れる。

【立法】a07fbb6a5e3ec4350a2ce4eef3adecf3_s
養血安神

【食材】
心経の養血類 : にんじん・竜眼肉・豚ハツ
滋陰類 : アスパラガス・鶏卵・ロバ肉・牛乳

【中薬】
心経の養血類 : 当帰
滋陰類 : 麦門冬・桑椹・百合・亀板