健脾益气粥  ZGYSYJH/T9―2015

健脾益気粥

―健脾益気―

【材料】
生黄耆 10g
党参 10g
炒白朮 6g
薏苡仁 10g
米 200g
大棗 20g

【作り方】

  1. 生黄耆と炒白朮をガーゼに包み、鍋の中に入れて3000mlの水を加えて40分間浸しておく。
  2. 党参と茯苓は柔らかくしてから粒状に切っておく。
  3. 薏苡仁は柔らかくなるまで水に浸した後、鍋で30分間煎っておく。
  4. 米、大棗を入れて薬材のガーゼと薏苡仁煮を鍋に加え、強火で煮た後とろ火にし、2時間煮込む。
  5. ガーゼを取り出し、党参と茯苓を加えたら完成。 

【注意事項】
煮るときは、紫砂容器*を使うとよい。  *紫砂泥で作られる器のこと。 

【適応】
脾気虚のひと。 平素から痰が多い、倦怠感、無力、食欲不振、大便が水っぽい、食べると症状が悪化する、舌苔が薄くて白い、脈が細くて緩い など

健康な方の日常の食養生にも。

【禁忌】
顔が赤い、息が荒い、痰が塞いで腫脹している、腹痛があり触られるのを拒む、大便が乾燥して詰まっている、小便が短くて赤いなどの実邪症状のあるひと、糖尿病患者は禁食。

中国薬膳研究会標準 : ZGYSYJH/T9―2015

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山药汤 ZGYSYJH/T6―2015

山芋のスープ

補虚益気 温中潤肺

【材料】
山薬(山いも) 480g
杏仁 30g
子葉 2枚
粟米(あわ) 750g
酥油(バター) 50g
白砂糖 25g

【作り方】

  1. 山いもは洗って切っておく。
  2. あわは洗い、乾燥して香りが出るまで炒っておく。 
  3. 杏仁は1~2時間水に浸した後、涼しいところに干し、よく炒めた後尖った皮は取って細かく切っておく。
  4. あわ、杏仁、山芋に水を加え、粘り気が出るまで煮、白砂糖とバターを加えて味を調える。

【適応】

  1. 慢性胃炎、胃潰瘍、慢性結腸炎など脾気虚のひと。 食欲不振、顔色萎黄、疲労、倦怠感、痩せている
  2. 下痢、症状が軽くなったり重くなったりする、出たり止まったりする、または大便が希薄で水っぽい、色が淡くて無臭無味、不肖化物の残渣があり、食後下痢しやすい、食べた後おなかが春、大便が多いひと。
  3. 健康なひとの日常の食養生にも。

【禁忌】
実邪のあるひとは避けてください。 顔が赤い、目が赤い、痰が多くて胃気が荒い、おなかが張って苦しい、脾臓腫大症、腹痛があり触られるのを嫌がる、便秘など

中国薬膳研究会標準 : ZGYSYJH/T6―2015

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みつ豆

健胃袪痰

みつ豆

【材料】
天草 25g
水 1リットル
酢 大1
赤えんどう 50g


黒糖 150g
上白糖 150g
水あめ 50g
水 200g

果物など

【作り方】

  1. 天草は充分水漬けしてきれいに洗い、水1リットルを沸騰させ酢を加えた中に入れて30分煮て10分蒸らす。
  2. 1を漉してバットに流し冷やし固めて、1.5cm角に切る。
  3. 蜜の材料を合わせて火にかけ煮立てて漉し、冷やしておく。
  4. 赤えんどうは一晩水漬けしてやわらかく茹で、ざるにとって塩少々まぶしておく。
  5. 器にところてん、赤えんどう、果物を入れ、蜜をかける。

【効能】

天草 : 寒、鹹/肝胃腎/消痰軟堅、利水消腫
えんどう豆 : 平、甘/脾胃/健脾益気、健胃利湿
黒糖 : 温、甘/肝脾胃/温中補虚、活血化瘀

【解説】

天草を煮だして、ところてんを作り、みつ豆に仕立てます。
天草はまくさ、おごのり、えごのり等の紅藻類を混ぜたものです。
寒天はこの原燥を熱湯で煮て寒天質を抽出し、冷却してゲル化させてところてんを作り、凍結脱水して水分を除き、乾燥させたものです。

 

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