竜眼なつめ茶

気血を補う働きがあるので、虚弱な体質による顔色蒼白または顔色萎黄・
動悸・息切れ・疲れ・不眠などの改善が期待できます

龍眼大棗茶

【材料(2~3回分)】
竜眼肉 10g
刻みなつめ 10g
黒砂糖 適量(お好みで)
水 2.5カップ

【作り方】
水になつめ、竜眼肉を入れ、20分煎じてから汁を飲む(竜眼肉は食べられます)。

【効能】
竜眼肉 : 体を温める性質を持ち、甘味のある果物です。 心・脾に作用しやすく、虚弱な体質による青白い顔色・動悸・息切れ・疲れ・食欲不振・不眠症・夢をよく見るなどの症状の改善が期待できます。

なつめ : 体を温める性質を持ち、甘味のある果物です。 脾・胃に作用しやすく、虚弱な体質による黄色い顔色・不眠症・息切れ・めまい・疲れ・食欲不振の改善が期待できます。 なつめには大棗・紅棗・小棗などの名称があり、大きさはそれぞれですが、効能は同様です。

 

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貧血

貧血=血虚がメイン

貧血で最も多いのは、鉄欠乏性貧血。
脾胃の働き、腎の蔵精・肝の造血機能低下による血の生成不足・血の消耗の増加が原因で、貧血を起こします。

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関係する臓腑は心・肝・腎

心は血脈をコントロールし、肝は血を貯蔵し、腎は血を生み出します。

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主な症状

顔色蒼白・唇色白色・疲れ・不眠・多夢・めまい・頭痛

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タイプ別症状

胃気虚タイプ :
原因 : 虚弱体質・食生活の乱れ・運化機能の低下による気血の生成不足
症状 : 主な症状+疲れ 食欲不振 無気力 下痢
改善方法 : 気を溢れさせて脾を健やかにしましょう

心血虚タイプ :
原因 : 血流が悪く血が全身に行き渡らない、気虚による血虚
症状 : 主な症状+顔色不華 めまい 心悸 不眠
改善方法 : 血を養い神を安定させましょう

肝血虚タイプ :
原因 : 虚弱体質・老化・慢性出血・肝の蔵血・腎の蔵精の不足
症状 : 主な症状+不安 不眠 多夢 生理不順
改善方法 : 血を補い肝を養いましょう

腎精不足タイプ :
原因 : 虚弱体質・老化・慢性出血・肝の蔵血・腎の蔵精の不足
症状 : 主な症状+足腰のだるさ 耳鳴り 物忘れ 白髪
改善方法 : 陰液を滋養し腎を補いましょう

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おすすめ食材

補血 : 血を補います

にんじん・ほうれん草・ピーナッツ・葡萄・いか

滋陰 : 陰液を滋養します

百合根・黒ごま・銀耳(白きくらげ)・松の実・烏骨鶏・卵・鴨肉・牛乳・牡蠣・ほたて・クコの実

補気 : 気を補います

長芋・じゃがいも・干し椎茸・鶏肉・牛肉・なつめ・はちみつ

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ワンポイントアドバイス

血虚証には平性・微温性の性質を持っているもの・甘味・酸味のものを中心に使いましょう。
熱性を使い過ぎるを血を更に消耗しますよ!

 

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にらと鮭のスープ

経絡を温め血を養うことを「温経養血」といいます
これにより陽虚証・血虚血瘀証の冷えの改善が期待できます にらと鮭のスープ

【材料(4人分)】
にら 1束
鮭 150g
ねぎ 40g
生姜 10g
片栗粉 大さじ1
水 4カップ
紹興酒 小さじ1弱
塩・しょうゆ・胡椒 各少々
A : 塩 小さじ1/3 紹興酒 大さじ2

【作り方】

  1. 鮭は7~8mm厚さのそぎ切りにし、Aで下味をつける。 にらは3cm長さに切る。
    ねぎは斜め薄切りにする。 生姜は千切りにする。
  2. 煮立った湯の中に1の鮭を入れさっと茹で、取り出す。
  3. 鍋に水と生姜を入れ、煮立ったら調味料を入れ、鮭とにら・ねぎを加え、片栗粉でとじる。

【効能】
鮭 : 温甘/脾胃/益気補血・健脾温胃和中
にら : 温辛/肝胃腎/温陽解毒・下気散血

1人分 57 Kcal : たんぱく質 7.2 g/脂質 1.3 g/Ca 19.0 mg/Nacl 0.8 g

 

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