鶏ときのこの炊き込みご飯

気を補って、臓腑の働きを促進させます!
気虚体質にお勧め‼

【 材料(4人分) 】
米2合
椎茸、しめじ茸、えのき茸各1/2パック 
にんじん1/2本 
鶏もも肉80g   
A:塩小さじ1/4 みりん、酒、醤油各大さじ1   
B:酒小さじ1/2 醤油小さじ1/2 おろし生姜小さじ1/2
C:みかんの皮(乾燥)4g 酒大さじ1

【 作り方  】

  1. 米はといで、半量の水に浸けておく。しめじ茸は石付を取り、ほぐしておく。えのき茸は石付を取り、半分の長さに切ってほぐしておく。椎茸は石付を取り、薄切りにする。にんじんは2cm長さの短冊切りにしておく。Cのみかんの皮は酒で戻して、白い部分を取り除き、細切りにしておく。
  2. 鶏もも肉は1㎝角に切って、Bで下味をつけておく。
  3. 水150mlとAを鍋に入れ、きのこをさっと煮て、煮汁と具に分ける。
  4. 煮汁を炊飯器に入れて水加減をし、きのこ、にんじん、鶏肉を加えて、米を炊く。
  5. 炊き上がったら、陳皮を入れて混ぜ合わせ、蒸らす。

【 効 能  】

粳米:甘、平/脾、胃/補中益気・健脾和胃:脾胃の機能を高め、疲れ、食欲不振を改善
椎茸(しめじ、えのき):甘、平/胃/補気益胃:胃の機能を高め、脾胃虚弱の食欲不振、胃痛、げっぷ、嘔吐を改善
鶏肉:甘、平(温)/脾、胃/補中益気:脾胃の機能を高め、疲れ、食欲不振を改善/補精添髄:精気を補い、虚弱体質、やせすぎ、汗、産後の乳汁不足、手足に力が入らない症状を改善/降気止逆:胃気を下降し、咳、げっぷ、しゃっくりを止める
にんじん:甘、平(微温)/肺、脾、胃、肝/健脾化滞:消化機能を活発にして食欲不振、下痢、便秘を改善
陳皮(みかんの皮):辛・苦 、温/肺、脾/理気調中:気の巡りを整え、膨満感、食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢を改善/燥湿化痰:身体の余分な水分を乾燥させて、痰を除き、胸苦しさを改善

薬膳素材(例えばクコの実・棗など)は購入できます。
購入ご希望の方はこちらの食薬購入からお申し込みください。

黒米大福

を補い、胃を補益し、
を潤します!

【 材料(10個分)】
中あん
  かぼちゃ   150g
  じゃが芋   150g
  蓮根       50g
  蜂蜜       30g

もち米      200g
黒米         20g
黄精(おうせい)   10g
玉竹(ぎょくちく)  10g

【 作り方 】

  1. 黄精と玉竹を煮出して薬汁100㎖をとる。
  2. もち米と黒米をそれぞれ水漬けし、もち米は水気を切って粉にして1を混ぜる。
  3. 2に黒米をまぜて20分蒸してボウルにとり、ついてまとめる。
  4. かぼちゃ、じゃが芋、蓮根の皮をむいて蒸し、つぶして蜂蜜を加えまとめる。
  5. 4を10等分にして丸める。
  6. 片栗粉を手粉にして3を10等分にし、4を包んで形を整える。

薬膳素材(例えばクコの実・棗など)は購入できます。
購入ご希望の方はこちらの食薬購入からお申し込みください。

水牡丹

益気健脾化湿

【材料10個分】
中あん
黄味あん
白あん 240g
卵黄 2個

白あん 40g
砂糖 50g
くず粉 20g
上用粉 8g
もち粉 7g
ハイビスカス 3g
水 100g
片栗粉(手粉)

【作り方】

  1. 白あんに卵黄を入れてよく混ぜ、電子レンジで加熱して黄味あんを作り、冷まして10等分にして丸める。
  2. 水にハイビスカスを入れて火にかけ煮出す。 漉して冷ます。
  3. くず粉に2を加えて溶かし、白あんを入れてよく混ぜる。
  4. 粉類と砂糖をよく混ぜて3に加え混ぜる。
  5. 蒸し器で15分蒸してボウルにとりまとめる。
  6. 5を片栗粉にとり10等分して黄味あんを包み、牡丹のつぼみに形作る。

【効能】
白あん : 平、甘/脾胃/健脾化湿
卵 : 平、甘/肺心脾肝腎/滋陰潤燥、養血安胎
くず粉 : 涼、辛甘/脾胃/清熱解肌
上用粉 : 平、甘/脾胃/補中益気、補益脾胃
もち粉 : 温、甘/脾胃肺/補中益気

【解説】
夏になるとどこの和菓子店でも売られている定番のお菓子です。
水牡丹という涼しげな銘と透明感のある意匠が食べたいと思わせるのでしょう。
菓子の銘は季節感や思いを託すことができます。
自分で考えて作ったお菓子に名前をつけて楽しんで下さい。
水牡丹はピンク色の生地から黄味あんが透けて見える、夏牡丹のつぼみをイメージしてつくりましょう。