黒ごまプリン

滋陰養血潤燥

黒胡麻プリン2

【材料(12個分)】
牛乳 450g
全卵 200g
卵黄 2個
砂糖 60g
黒ごまペースト 30g
ラム酒 10g

カラメル
砂糖 45g
水 10g

【作り方】

  1. 砂糖と水を煮詰めカラメルを作り型に流す。
  2. 卵をほぐして砂糖と合わせる。
  3. 牛乳にごまペーストを加えて温める。
  4. 2と3を混ぜ合わせ、ラム酒を加えて裏ごしする。
  5. 型に流し、蒸し器で8~10分蒸す。

【効能】
牛乳 : 平、甘/心肺胃/補肺益胃、生津潤腸
卵 : 平、甘/肺心脾肝腎/滋陰潤燥、養血安胎
黒ごま : 平、甘/肝、腎/滋補肝腎、養血益精

【解説】
カスタードプディングはイギリスの伝統的な菓子で、卵が熱で固まる性質を利用して作ります。
オーブンを使用して湯煎にして蒸し焼きにしますが、プディング液は80℃位の温度で加熱するのがよく、卵が固化した後加熱しつづけるとすが入ります。
今回はごまを加え蒸して作りますが、強火で蒸しすぎないように注意しましょう。

萩まんじゅう

補脾益気

蒸しまんじゅう(萩まんじゅう)2

【材料(10個分)】
中あん
さつま芋 125g 補脾益気
白あん 125g 扁豆:補脾益気


小豆粒あん 90g  小豆:滲湿利水
小麦粉 50g
もち粉 10g
ベーキングパウダー 2g
砂糖 40g
水 15g

【作り方】

  1. 砂糖に水を入れて溶かし、小豆粒あんを加えて混ぜる。
  2. 小麦粉、もち粉、ベーキングパウダーをよく混ぜ合わせてふるい、1に加えて混ぜ生地を作って15~30分休ませる。
  3. 茹でたさつま芋の皮をむいてつぶし、白あんと混ぜ10等分にして丸める。
  4. 2を打ち粉に出して10等分にし3を包あんする。
  5. 蒸気のあがった蒸し器に入れて、強火で12~15分蒸す。

【効能】

小麦粉 : 平、甘/心脾腎/清熱除煩、補益脾胃
もち粉 : 温、甘/脾胃肺/補中益気
砂糖 : 平、甘/脾肺/潤肺生津
白あん(扁豆) : 平、甘/脾胃/健脾化湿
小豆 : 平、甘酸/心小腸/利尿除湿、解毒排膿
さつま芋 : 平、甘/肺脾腎肝/益気健脾

【和菓子用語】
包あん : あんを生地で包むこと。製品の良否を決める和菓子作りの基本
生地(種) : 主に皮の事。1/2種、1/3種、1/4種 など
製法 :

  1. 蒸し物
  2. もち物
  3. 練り物
  4. 焼き物

まんじゅうは和菓子の代名詞、温泉まんじゅう、酒まんじゅう、利休まんじゅう・・・全国各地に名物のまんじゅうがあります。

杏仁豆腐

杏仁豆腐

【材料(4人分)】
牛乳 400ml
甜杏仁 20g
水 100ml
砂糖 20g
片栗粉 5g
粉寒天 3g

シロップ
水 200ml
はちみつ 20g
レモン汁 1/2個分

枸杞・ぶどう・タピオカ 適量

【作り方】

  1. 杏仁を一晩水漬けして火にかけ20~30分煮る。
  2. 杏仁をすり鉢ですり煮汁を加えて混ぜこす。
  3. 鍋に砂糖と粉寒天、片栗粉を入れて混ぜ牛乳、杏仁の汁を加えて火にかけ煮る。
  4. 粗熱をとって器に流し冷やし固める。
  5. 水に蜂蜜を入れて火にかけ煮溶かし、レモン汁を加えて冷やす。
  6. 枸杞は水につけてもどし、ぶどうは皮をむいて、タピオカは茹でておく。
  7. 固まった杏仁豆腐に切り込みを入れ、6を入れシロップを注ぐ。

【効能】
牛乳 : 平、甘/心肺胃/滋陰潤肺、益胃生津
杏仁 : 平、甘/肺大腸/潤肺袪痰、潤腸通便
枸杞 : 平、甘/肝腎/益精補腎、養肝明目
ぶどう : 平、甘酸/脾肺腎/養血止渇、補気益肺

【解説】
中華のフルコース、最後のデザートは杏仁豆腐が定番?
中国では月餅や芝麻球ほどメジャーではなく広東料理の「点心、飲茶」の一種類として定着してはいるものの、中国全土のどこにでもあるデザートではないらしいです。
中国では古くから杏仁を漢方薬として食してきましたが、近年アメリカでも注目され、ガンを防ぐビタミンB17を最も多く含む素材として、又オレイン酸や脳卒中の予防に効果のあるパルミトレイン酸がたっぷり含まれているといわれているようです。