後発酵製法で数ヶ月以上発酵させて作られる黒茶の代表格は、プーアール茶です。
プーアール茶の有名な産地は雲南省の山奥である西双版納(シーサンパンナ)です。 ここは交通が不便なため、貿易には茶葉を馬に乗せて何日もかけて集積地の普洱(プーアール)県に運びます。 そのため茶葉が運ばれる間に自然に発酵が進んで、それが黒茶となりました。 プーアール茶は、発酵期間が長くなるほど味はまろやかになり、独特の風味が生じるようになります。 長期間にわたる発酵のために、茶葉の性質が温性に変わり、冬の季節、冷え性、寒がりの人に勧めたい茶です。 また脂肪分解作用も強いので、ダイエットにもよく使われています。
プーアール茶には七子餅茶(チーズービン茶)・沱茶(タチャ)・圓茶(エンチャ)などの種類があります。