旬の食べ物と体質

「旬の食べ物は身体にいいのですよね?」というご質問を受けることがあります。確かに夏は身体の熱を取り除く野菜がよく収穫され、季節と旬の食べ物はマッチングしていることが多いです。

しかし、薬膳は季節料理と同じではありません。なぜなら、体質は暑がりだったり、寒がりだったり、人それぞれだからです。

冷房の効いた室内で一日中過ごしていたり、冷たい飲み物や食べ物の摂り過ぎから、夏でも身体が冷えている女性が増えてきました。冷え性の方が旬の食材だからといって身体の熱を取り除くものばかりを摂っているとますます冷えてきます。

旬の野菜がすべての体質に合うとは限らないので、注意して摂りましょう。

 

チャンボット

CIAMBOTTO

【材料(4人分)】
なす 2本
じゃがいも 1個
パプリカ 1個
ズッキーニ 1本
玉ねぎ 半分
にんにく 1かけ
トマト 1個
ケッパー 大さじ1/2
バジル 3~4本
オリーヴオイル

【作り方】

  1. なすはヘタを切り落とし、縞状に皮をむき縦に半分に切り、乱切りにして塩をふりざるに取り20分アク抜きをし、キッチンペーパーで水分を取る。
    じゃがいもは皮をむいて一口大に切る。
    パプリカはヘタと種、白い部分を取り、一口大の乱切りにする。
    ズッキーニは一口大の乱切りにする。
    玉ねぎは6等分のくし型に切る。
    にんにくは皮をむき芽を取ってつぶす。
    トマトは湯むきして、乱切りにして種は取り除く。
  2. フライパンに多めのオリーヴオイルを熱し、じゃがいもとなすを揚げ焼きする。
  3. フライパンにオリーヴオイルとにんにくを入れ、火をつけ香りが立ったら、パプリカ、ズッキーニ、玉ねぎを加えて20分中火で炒め、塩少々を加える。
  4. トマトと塩を洗い流したケッパーを加えさらに5分炒める。
  5. じゃがいもとなすを加え炒め合わせ塩で味を調え、火を止め、少し冷めてからバジルを散らす。

抹茶腰果(カシューナッツの砂糖がらめ抹茶風味)

止められない 止まらない♬

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【材料(4人分)】
腰果(カシューナッツ) 100g
抹茶 3g
砂糖 20g
水 大さじ2

【作り方】

  1. カシューナッツはボイルして160℃の油でゆっくりと温度を上げて揚げる。
  2. 鍋に水を入れ、沸いたら抹茶と砂糖を入れ中火で焦げないように混ぜながら煮詰める。
    泡が出て粘りが出て来たら(110℃~115℃)火を止める。
  3. 1のカシューナッツを入れて手早く返してからめながら、湿度を下げて再結晶させる。

【効能】
カシューナッツ : 甘、平、無毒/咳逆、心煩、のどの渇き
茶葉 : 苦甘、平/心肺胃/清利明目、生津止渇、消食止利、利尿消腫・解毒/頭痛、めまい、目赤、暑がり、イライラ、のどの渇き、食べ過ぎ、消化不良、下痢、排尿困難、水腫、下痢、黄疸、血尿