茶道の専門誌「なごみ」に、薬膳の連載が始まりました。
神農氏が食の問題を解決するため、たくさんの植物を試食していたとき、中毒になり、茶葉に積もった露水によって命が助かりました。 その時から茶葉は中薬としてもよく利用され、中医薬の分野に重要な役割を果たしています。
したがって、茶道の専門誌「なごみ」を編集、発行する淡交社から新年度に新しい「家庭の薬膳はじめて学」のページに執筆依頼が届いた時、快諾しました。 健康に最も良い飲み物である茶の世界で薬膳を取り入れ、同じく健康志向の目標であることは素晴らしいことです。 学校の講師の先生方と相談して、分担して執筆することになりました。
ますます、中医薬膳学を世の中に広げていきましょう。
SARDE A BECCAFICO ALLA SIRACUSANA
【材料(4人分)】
いわしの開き 8枚
トマト 半分
パン粉 カップ1/2
レーズン 大さじ1
松の実 大さじ1
塩漬けケッパー 小さじ1
イタリアンパセリ
白ワインビネガー 少々
薄力粉 少々
オリーヴオイル
塩
レモン 半分
【作り方】
【効能】
いわし ： 甘、温／脾／補益気血／虚弱体質、むくみ
トマト ： 甘酸、微寒／肝脾胃／生津止渇、健胃消食、清熱解毒／熱病によるのどが渇いていらいらする症状、食欲不振、高血圧
【分析】
情緒が抑制されたり、気の巡りが滞ると、臓腑機能が失調して水が停留する。 気鬱体質と痰湿体質が同時に現れる。
【症状】
肥満の体格、神経質・敏感、無表情、ため息、のどと胸がつかえる、多汗、口中が粘膩、痰が多い、腹脹、ガスが多い、下痢しやすい
女性の場合 ： 月経が遅れる、月経痛、無月経、不妊症
舌が淡い、舌がぶよっと大きい、舌苔が白くてじゅくじゅく、脈弦・滑
【立法】
理気祛痰
【方剤】
【食材】
そば・たまねぎ・らっきょう・なた豆・えんどう豆・蜜柑・オレンジ・ぶんたん・きんかん・茉莉花・玫瑰花・緑萼梅・ナズナ・菊いも・金針菜・萵苣・とうがん・白うり・コイ・フナ・ハモ・シラウオ・ハマグリ・あずき・黒豆・大豆・そら豆・はと麦・とうもろこし・すもも・とんぶり・のり・昆布・クラゲ・アサリ・黒くわい・里いも・たけのこ・へちま・からし菜・春菊・豚の肺・豆乳・甜杏仁・ぎんなん・羅漢果・梨・柿・びわ
【中薬】
橘皮・青皮・枳実・枳殻・仏手・香櫞・茘枝核・柿蔕・木香・大腹皮・藿香・佩蘭・菖蒲・砂仁・白豆蔲・草豆蔲・草果・茯苓・車前子・茵蔯蒿・葫芦・通草・灯心草・冬瓜皮・冬瓜子・玉米鬚・白芥子・貝母・竹茹・海蛤殻・瓦楞子・胖大海・旋覆花・桔梗・杏仁・蘇子・萊菔子・栝楼・枇杷葉
