大学の思い出

淑徳大学 今日(5月23日)は淑徳大学の総合福祉学部のアジアの文化と暮らしAの講座にて「中医薬膳学」の講義を行いました。 朝の陽ざしを浴びて、蘇我にあるキャンパスへ向かいました。

 大学はいつも私の憧れるところです。 明け方のキャンパスは学生がまだ少ないので静かでした。 大学のあちこちを散歩し、深呼吸をして青春の空気を吸い込み、元気が身体中に巡ってきたような感じがしました。

 日本の大学には自慢できる巨樹がよく保護されています。 この大学も同じように参天の大樹がありますが、名前が分からなくて残念でした。

 今日、参加した学生は約70名ほどでした。 このような専門性が強い、学術的な講義は、みんな退屈になるかしら?とちょっと心配しましたが、みんな、きちんと耳を傾けて真面目に勉強していました。

 午後、足を延ばして近くにある千葉大学を見学しました。 緑に囲まれている広い校園に急いで教室に向かう学生達を見て、自分の足も速くなりました。 時々中国語が耳に入りました。 留学生が少なくなった昨今、日本に来る中国人のイメージは、ほとんど繁華街で荷物をたくさん持っている観光客です。 歩きながら会話をしている二人の留学生をみて嬉しくなりました。

 薬膳の書籍を入れているかどうか確認するために図書館に入りました。 天井が高い、明るい館内は開放感があり、勉強する学生たちで溢れています。 私自身、博士論文を書くためによく国家図書館へ行きました。 資料や書籍を調べるために、朝から閉館までよく一日館内にいました。

 北京中医薬大学「学海無辺」と昔から言われました。 大学はその学習にとって最もよい場所です、それに私の大好きな場所です。

 

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薬膳中華料理講座 始まります★

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山岡先生中華1

山岡先生中華2

鯛のポワレ カルダモン風味のそら豆添え

寒さを発散させ、湿を除きます。 寒くて湿度の高い時期におすすめ★

鯛のポワレ カルダモン風味のそら豆添え

【材料(4人分)】
鯛 4切れ
そら豆 8本
じゃがいも 300g
カルダモン 2g
塩・胡椒 適宜
オリーブ油 大さじ3

A :
唐辛子 1本
エシャレット 1束
レモンの皮 1/2個分
白ワイン大さじ 100ml
塩 小さじ1/2

【作り方】

  1. じゃがいもは皮をむいて1mm厚さに切り、少し重なるように並べておく。
    唐辛子は水に浸けて種を除いてみじん切りにしておく。 エシャレットは斜め薄切りにする。
    レモンは皮を薄く剥き、1mm幅の細切りにしておく
    (国産以外の場合は、塩でもんでから1分以上熱湯で茹でたものを使う)。
    鯛は塩を振って20分ほど置いて、出てきた水分を拭き取る。
  2. フライパンにオリーブ油大さじ1と1/2を入れ、じゃがいもを少し重なるように並べ弱火~中火で焼き、片面に焼色がついたら蓋をして、途中でひっくり返して火が通ったら塩、胡椒を振る。
  3. 別のフライパンにオリーブ油大さじ1と1/2を入れ、鯛を皮目から弱火~中火で焼き、焼色がついたら蓋をして蒸し焼きにする。
  4. そら豆はさやから出して、薄皮ごと1分茹でてざるにあげ、薄皮を剥いて塩とカルダモンを振り、混ぜておく。
  5. 鯛が焼けたら取り出し、同じフライパンに唐辛子を加えて炒め、白ワイン、塩、エシャレットレモンの皮を加える。
    皿にじゃがいもとそら豆、鯛と5のソースを盛り付ける。

【効能】
スズキ(鯛) : 甘、平(温)/脾胃肝腎/補脾益腎・止咳利尿(脾と腎の機能を高め、食欲不振、むくみ、足腰のだるさ、咳、喘息を改善)
そら豆 : 甘、平/ 脾胃/健脾利湿(消化機能を活発にして利尿させ、むくみ、お腹の脹りを改善)、補中益気(食欲減少、疲れを緩和)
じゃがいも :  甘、平/胃大腸/補気健脾(消化機能低下による疲れ、胃痛、吐き気、嘔吐、便秘を改善)
白豆蒄(カルダモン) : 辛、温/肺脾胃/行気温中・化湿消痞・温胃止嘔・開胃消食(寒湿による腹痛、胸の痞え、食欲不振、嘔吐などを改善)
らっきょう(エシャレット) : 辛、温/肺胃大腸/温中通陽・行気導滞(陽気不足の胸の痛みや気滞による下痢を改善)
唐辛子 : 辛、熱/心脾/温中散寒(内臓を温め、腹部と胸と背中の冷えや痛みを除く)、健脾消食(消化機能を整えて食欲不振、消化不良を改善)

 

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