くず桜

清熱解肌除湿

葛桜2

【材料(12個分)】

くず粉 50g
水 250g
砂糖 100g

中あん
小豆こしあん 240g

【作り方】

  1. くず粉に水を加えてとかし、砂糖も入れてとかす。
  2. 1の1/5を残し、4/5を鍋に入れて火にかけ、糊状にねる。
  3. 火を止めて残した1/5を加え、混ぜる。
  4. 3を12等分にして水に入れ、中あんをつつむ。
  5. ラップにつつみ10分蒸す。
  6. 氷水に入れて冷やす。

【効能】
小豆 : 平、甘酸/心小腸/利尿除湿、解毒排膿
葛 : 涼、辛甘/脾胃/清熱解肌

【解説】
古くは夏の冷やし菓子といえばくず桜でした。
ゼラチンや寒天よりも昔からくず粉が 食べられていたからです。
くず粉を使用した菓子や料理は老化が早いので、出来たてが最も美味しいとされています。
(くずきり、ごま豆腐など)
吉野くずが有名ですが、くず粉が出来上がるまでに大変な手間を要しますので高価なものです。
安価なものはじゃが芋やさつま芋のでんぷんを加工したものです。

 

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冬瓜と しじみと とうもろこしのスープ

熱を冷まして除き、湿を利尿させます。 暑くて湿度の高い時期におすすめ★

冬瓜とシジミとトウモロコシのスープ

【材料(4人分)】
冬瓜 400g
シジミ 300g
とうもろこし 75g
だし昆布 5cm角
酒 大さじ2
醤油 小さじ1/2
塩 適宜

【作り方】

  1. シジミは砂抜きしておく。 だし昆布は200mlの水に浸けておく。
    冬瓜は皮とワタを除いて1口大に切り、皮側に格子状の切り目を入れておく。
    皮とワタも取っておく。(生の場合のとうもろこしは軸から身を包丁で切り取り、軸も取っておく。)
  2. 冬瓜の皮とワタ(と とうもろこしの軸)を鍋に入れ、水1000mlを加えて火をつけて20分煎じて漉す。
  3. 2の煎じ汁とだし昆布を浸けておいた水を合わせて、冬瓜を入れて火にかけて沸騰する前に昆布を取り除き、火が通ったらシジミ、とうもろこし、酒を加える。
  4. 灰汁が出たら取り除き、醤油と塩で味を調える。

【効能】
冬瓜 : 甘淡、微寒/肺大腸膀胱/清熱解毒・利尿(利尿させて熱によるむくみを改善)
シジミ : 甘鹹、寒/肝/清熱解毒利湿(利尿させて熱によるむくみを改善)
とうもろこし : 甘、平/ 脾胃大腸肝腎膀胱心小腸/利湿(利尿を促し、むくみや尿が出にくい症状を改善)、健脾益肺(消化機能を整え、疲労感、膨満感、食欲不振を改善)

 

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グリンピースと小豆の豆乳粥

滞った気を巡らせて、湿を取り除きます。

グリンピースと小豆の豆乳粥

【材料(4人分)】
粳米 1合
小豆 60g
グリンピース(生) 50g
みかんの皮(乾燥) 1/2個分
水 1400ml
豆乳(無調整) 200ml
酒 大さじ1

【作り方】

  1. 小豆は洗って、一晩水に浸けておく。
    みかんの皮は水で戻し、白い部分を除いてみじん切りにしておく。
    米はといでザルにあげる。 グリンピースはさやから出して、粗く刻んでおく。
  2. 鍋に小豆と半量の水(700ml)を入れて強火にかけ、煮立ったら弱火にして30分ほど煮て、残りの水(700ml)を加えて室温に冷ます。
  3. 2に米を入れて強火にかけ、煮立ったら弱火にし、20~30分ほど煮る。
  4. 酒、豆乳を加えて5分ほど煮て、グリンピースを加え、火を止めて蒸らす。
  5. 器に盛って、みかんの皮を飾る。

【効能】
粳米 : 甘、平/脾胃/補中益気・健脾和胃(脾胃の機能を高め、疲れ、食欲不振を改善)
小豆 : 甘酸、平/心小腸/利尿除湿(湿を尿として排泄し、むくみ、胃もたれ、下痢を改善)、解毒排膿(熱感のある腫物やできものを解毒し、膿を排出)
えんどう豆(グリンピース) : 甘、平/脾胃/健脾益気・健胃利湿(消化機能を整え、食欲不振、嘔吐、下痢を改善)
みかんの皮 : 辛苦 、温/肺脾/理気調中(気の巡りを整え、膨満感、食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢を改善)、燥湿化痰(体の余分な水分を乾燥させて、痰を除き、胸苦しさを改善)

 

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