加味甘麦大棗羹  ZGYSYJH/T12―2015

甘麦なつめプリン
―補気 養血 安神―

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【材料】
種を除いた大棗(なつめ) 60g
百合 100g
甘草 10g
鸡子(たまご) 10個
淮小麦(小麦粉) 500g

【作り方】

  1. 甘草は洗って煎じ、汁を取っておく。
  2. 小麦は洗い、大棗は洗って小さく切る。
    百合は洗って砕き、たまごはボウルに割り入れ攪拌しておく。
  3. 甘草の煮汁を煮立たせ、小麦、大棗、百合を加えて約30分ほど煮る。
  4. 卵液を入れ、煮立たせ混ぜたら出来上がり。

【適応】
精神疾患のあるひと
煩躁、起こりやすい、お腹の冷え、力がない、不眠症などに

【禁忌】
湿熱のあるひとは慎重に
四肢がだるい、力がなく話すのがおっくう、口が渇いて苦い、便がねばねばして便秘気味などに

中国薬膳研究会標準 : ZGYSYJH/T12―2015

 

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胡慶餘堂藥膳について―杭州の薬膳料理④

胡慶餘堂について

中国の浙江省の杭州にある胡慶餘堂は、清末の実業家である胡雪岩によって創建された薬局である。
呉山の麓に立派な江南地域の建築は今もそのままに残っている。

このお店で作 られた薬は信用度が高く、「北有同仁堂、南有胡慶餘堂」、「江南薬王」と言われるほどの 薬の名店である。 130年あまりの歴史を持ち、中医薬の文化・歴史をこのお店に刻んでいる。

薬膳の旅で胡慶餘堂の薬膳のお店に尋ねた。
本格的な薬膳の処方と美味しさが私た ちを魅力した。

冬虫夏草入りのスープ

(文/辰巳 洋)

海老とくるみの炒め物

腎機能を高め、肝を補う「益腎補肝」により、体力の増強・肝腎の虚弱と関わる
膝腰のだるさ・白髪・耳鳴りなどの改善が期待できます

海老と胡桃の炒め物

【材料】
海老 300g
くるみ 100g
くこの実 30g
ピーマン 3個
ねぎ 20g
生姜 10g
紹興酒 大さじ1
片栗粉 大さじ2
サラダ油 大さじ1
ごま油 小さじ1
塩 少々

【作り方】

  1. くるみは乾煎り、くこの実は少量の紹興酒で戻しておく。
    ねぎは斜め薄切り、ピーマンは乱切りにする。
  2. 海老は殻と背わたを除き、塩・紹興酒・片栗粉で下味をつけ、サラダ油で炒める。
  3. 鍋を熱し油を入れ生姜、ピーマンを炒め、くるみ・くこの実・水・塩を加えて味を調える。
    海老を加えて、水溶き片栗粉でとろみをつけ、仕上げにごま油とねぎを散らし器に盛る。

【効能】
海老 : 温甘/肝腎脾肺/補腎壮陽
くるみ : 温甘/腎肺大腸/補腎強腰
くこの実 : 平甘/肝腎肺/益精肝腎・養肝明目

1人分 320 Kal : たんぱく質 16.9 g/脂質 21.6 g/Ca 75.0 mg/Nacl 0.8 g

 

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