北京中医薬大学日本校友会は1歳になります

昨年の6月、北京中医薬大学の卒業生、研修生が集い、東京において日本校友会を設立いたしました。その際には北京から学長と校友会の副秘書長が来日されて設立大会の祝辞をいただき、初代の北京中医薬大学日本校友会会長は私が担当させて頂くこととなりました。

そして今年は7月8日(日)に北京中医薬大学日本校友会主催の1周年記念特別講演会「中医学の応用」とさまざまな分野で活躍されている先生方による講演会を主とした記念行事を行います。

周知の通り、高齢化社会の日本では、がんの発病率は年々高くなっています。この記念特別講演会では日本のがん治療において最も有名な小高修司先生に「癌(がん)に関する中医学治療」のご講演をお願いしています。

また、日本には多くの北京中医薬大学の卒業生が活躍しています。そこで中医臨床、鍼灸、気功推拿、薬膳などの分野で活躍されている方々に依頼し、健康維持や病気の予防と治療に関わる講演も行われます。

北京中医薬大学の卒業生・在校生に関わらず、「中医学」に関心がある方であれば、どなたでもお申込みいただけます。

皆様の日々の健康と中医薬学に関わる活動にお役立ていただければ幸いでございます。

ご多用中のことと存じますが、奮ってご参加いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

詳細はこちらをご覧ください↓
北京中医薬大学日本校友会一周年記念講演会

山岡洋先生とめぐり逢って

山岡洋先生と十数年前に知り合いました。その時先生はすでにホテルセンチュリーハイアット支配人兼取締役、中国料理「翡翠宮」の総料理長でいらっしゃいました。先生は日本の風土に合うように中国料理をアレンジし、「口福」というコンセプトの基に、高級な中国料理をお客様に提供していました。’96年にはTV番組「料理の鉄人」に出演、“白菜対決” で勝利を収めました。その後、東京都より「江戸の名工」として選出され、また厚生労働大臣より「現代の名工」として表彰されました。

ホテルセンチュリーハイアットを定年退職後は専門学校で中国料理を教え、後進の育成に取り組み、新たに自宅でお店を開いて奥様と二人三脚でお客様に美味しい中国料理を提供していらっしゃいました。そのような有名な先生に本学院でも教えて欲しいと願い出ることは本当に失礼なことと覚悟しながら先生に打診しました。すると山岡先生から“辰巳先生の学校ならいいですよ”との快諾をいただき、すごく嬉しかったことを覚えています。

本当に素晴らしいご縁で本学院の特別講師としてお願いし、公開講座のひとつとして薬膳中華を開講しています。私自身も参加していますが、おかげさまでその講座は大変好評で、今年でもう9年目になりました。山岡先生のご指導によって中国料理の隠し味や高級な味を出すコツなど学習して、参加者の皆様は中国料理の知識はもちろん、調理の腕前や料理の味つけなどが大変上手になりました。毎回、美味しいお料理を作って、召し上がっていただき、喜んでいただいています。

次回は5月28日(月)10~13時です。お時間がありましたら是非、ご参加くださいますようお勧めいたします。

山岡先生の薬膳中華料理講座はこちら

春♪名古屋教室が新規開校しました

桜が満開の4月は入園、入学、入社の時期になり、東風に乗って世の中は忙しく、「生気盎然」-春の息吹が満ち溢れています。

今年から新しく名古屋教室を設置しました。月初の東京本校の中医薬膳師平日コースの開講に続き、名古屋教室、大阪教室、福岡教室、東京本校土日コースも順調に開講いたしました。

2002年に本草薬膳学院が開校してから間もなく、勝本海詠先生(故人)と相談し、中部校を開校していたことがありました。中部校を開校してから5年間、多くの卒業生を送り出しましたが、諸般の事情でやむをえず休校しておりました。今回の名古屋教室の講師の一人はその時の中部校1期の卒業生です。天国にいらっしゃる勝本先生にやっと良いご報告ができました。

健康志向が高まり、世の中に薬膳という言葉が普及されるにつれて、中医学や薬膳学を勉強したい方が増え、各地に薬膳に関する教室も増えてきています。薬膳教室の競争が激しくなっている昨今、新しく設置した名古屋教室も順調に開講でき、とても嬉しく思っています。

本学院を選んでくださった学生の皆さま、ありがとうございます。
中医薬膳学の専門家を目指して頑張ってください‼