北京中医薬大学を卒業してからもう43年になりました。昨年、日本にいる卒業生、留学生、研修生の有志者と一緒に「北京中医薬大学日本校友会」を設立しました。そして今年の7月8日「日々の健康に役に立つ中医学の応用」をテーマに、設立一周年特別講演会を日中友好会館で行いました。
北京中医薬大学は中国教育部直属の全国重点大学の1つであり、中国国家として初めて「世界一流大学建設計画」に指定された大学です。そこで校友会は優秀な人材が豊富なため、どのような活動するか、どのように発展させるかをずっと考えてきました。
今回、一周年を迎えるにあたり、学術部から提案があり、日本の社会に貢献しながら校友会を宣伝するという目標を立て、学術講演会を開催するために動き出しました。準備期間で発生したいろいろな事情を調節しながら行事の内容を固め、事務局や広告部の積極的な行動と協力を得て開催に至りました。
メインゲストとして日本の中医学分野で高名な医師である小高修司氏をお招きし、漢方薬によるがん治療の講演を行いました。引き続き日本で医師免許を取得した邱海燕氏・李向軍氏、鍼灸師の瀬尾港二氏・賀偉氏、気功推拿の張輝氏、薬膳の梁蓓氏など6名の校友が各分野での中医学の応用について講演を行いました。
会場には日本人医師、薬剤師、針灸師、栄養士、薬膳師、会社員、主婦など様々な分野から100名以上の方々がご来場くださいました。多彩な中医薬学の講演内容に、大変好評をいただきました。特に数多く出席してくださった本草薬膳学院の学生、日本国際薬膳師会の会員の皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。
今回の社会に向けての活動は、私たちにとっては経験がなく、経費も厳しいものでしたが、校友会理事全員の努力や校友らのご支援で、円滑に成功させることができました。各講師のご講演により、中医学の「博大精深(文化や学識が広くて奥深いこと)」な内容を世の中にアピールしながら、私たち校友会の会員で力を合わせて行事を成功させたことは良い宣伝になりました。講師の皆様、校友会の皆様、ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。